水素水よりもおならの方が水素が多い
水素水より「おなら」の方が水素が多いらしい…今日この頃。
(= ̄▽ ̄=)
水素水なんか買わんと、おならを吸っとけって話ですな(笑)
おならを用いて「水素水の有効性」に疑問を示す左巻教授は、理科・科学を専門とする教育学者だ。水素水については否定的な立場をとり続けており、過去に著した『ニセ科学を見抜くセンス』『水の常識ウソホント77』などの書籍でも、過度のブームに警鐘を鳴らしていたという。
そんな左巻教授の発言が注目を集めたのは、ニュースサイト「Suzie(スージー)」が2016年6月24日に配信したインタビュー記事がきっかけだ。
記事の中で左巻教授は、水素水よりもおならの方が「はるかに多量」の水素を含んでいると指摘。続けて、体内で多量に生成されている水素を摂取するために、わざわざ「水素水を飲む必要があるのか」との疑問を呈した。
これがらみで国立循環器病研究センターがおもろい研究してるんやけど…
Breath Hydrogen Produced by Ingestion of Commercial Hydrogen Water and Milk
水素水と牛乳を飲んだ時の体内水素量を比較してるんやけど、飲んで30分後ぐらいまでは水素水の方が呼気中の水素量が多いんやけど、牛乳はそれから増えだして、7時間後にピークを迎えて、それからもまだ出続けてると。
水素を体に取り込みたいなら、水素水よりも牛乳の方がええねんな。
水素水の効果なんか、あったとしても、せいぜい30分までなんやから。
何でこんな事が起きるかっちゅうと…
呼気中水素検査
この検査は、乳糖の多い溶液を飲んだ後、息に含まれる水素の量を測るものです。 消化されない乳糖は腸内の細菌が分解し、そのような 糖分を分解するプロセスは、発酵と呼ばれます。 発酵の過程では水素や他のガスがでますが、 このようなガスは吸収され、最終的には息から出ます。 乳糖が完全に消化されていない場合、呼気中水素検査で息の中に正常より多い量の水素が測定されます。
乳糖が小腸で分解されんかったら、乳糖は消化されずに大腸に行って、その大腸の腸内細菌で乳糖が発酵して、水素ガスが出る。
おならに多いってのも、これが原因やねんな。
日本人の8割が乳糖不耐症って話やから、水素水なんかよりも牛乳を飲んだ方が遙かに効率がええって事なんですな。
値段も牛乳の方が安いし(笑)
という事で、どうしても水素を体内に取り込みたいなら、水素水を飲むよりもおならを…
…やなくて、牛乳を飲みましょう。
ちゅうか、ナントカ紀香が広めまくってなかったら、個人的には「信じる者は救われる」で良かったんやけど、どうにもアイツが絡んでると潰したくなる(笑)
そもそも、国が…
そんな水素水について3月10日、国民生活センターは「飲用による効果を表したものではありません」と指摘して、消費者に注意を呼びかけている。事業者のホームページやパンフレットには、その表面的なイメージとは異なり、重要な事実が記載されているというのだ。
それは、機械を通して得られる水は、あくまでその水の中のヒドロキシラジカルを抑制するにすぎず、示されているヒドロキシラジカル抑制率のデータは、人体に対する効果・効能を表すものではないという。つまり、機械によって生成された水素水は、活性酸素が抑制されたものであるということは事実だが、それを飲んだからといって体から活性酸素が抑制されるわけではなく、ひいては健康増進に寄与するわけではないということだ。
また、ヒドロキシラジカルを消去する能力を公的に評価する方法は存在しない。そのため、ホームページ等に記載されているヒドロキシラジカル抑制率は、事業者が独自に設定した条件の下で得られた結果であり、絶対的な効果を表すものではないという。国民生活センターは、「示されている数値に惑わされないようにしましょう」と注意喚起している。
注意喚起してる詐欺的商法なんやしな。
という事で、こういうおかしな似非科学がブームになるのは、これっきりしにして欲しいもんです。
信じるのも結構やけど、「体に良い」モノを取りたいなら、少しは勉強しましょうって事で。
コメント