「二分脊椎症」なんて初めて知ったけど、やっかいな病気みたいやし、リスクを下げられるなら「葉酸」を摂った方がええわな。
リスクが下がるだけで、確実にならんわけやないみたいやけど。
妊娠の可能性あれば「葉酸」の摂取を
ビタミンの一種の「葉酸」を摂取することでリスクを下げることができるとされる赤ちゃんの病気が増加する傾向を示していて、産婦人科の医師の団体は、妊娠する可能性がある女性はふだんから「葉酸」を摂取するよう呼びかけています。増加する傾向を示しているのは、胎児の成長過程で背骨が十分に発達せず下半身のまひなどを引き起こすおそれがある「二分脊椎症」という病気で、妊娠のごく初期にビタミンBの一種である「葉酸」を摂取することでリスクを下げられることがわかっています。
産婦人科の医師でつくる日本産婦人科医会の調査によりますと、「二分脊椎症」は平成27年、国内では、およそ2000人に1人の割合で生まれていて、過去10年間、増加傾向を示しているということです。
「葉酸」は緑黄色野菜に含まれているほか、サプリメントとしても販売されていて、妊娠4週から12週までの初期に妊婦が1日400マイクログラム程度摂取することを薦めています。
厚生労働省は妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間に取るよう呼びかけていますが、日本産婦人科医会は、摂取が遅れるケースがあることから、妊娠する可能性がある女性はふだんから「葉酸」を摂取するよう呼びかけています。
元々、妊婦には葉酸の摂取が推奨されとったけど、「二分脊椎症」が増加傾向で、産婦人科学会が改めて葉酸の摂取を呼びかけてるって事は摂取量が少ないんやろな。
で、その「二分脊椎症」なんやけど…
二分脊椎症
二分脊椎症(にぶんせきついしょう)とは、先天的に脊椎骨が形成不全となって起きる神経管閉鎖障害の一つ。母胎内で胎児が脊椎骨を形成する時に何らかの理由で形成不全を起こし症状の軽いものは気付くことなく終わるが時に本来、脊椎の管の中にあるべき脊髄が脊椎の外に出て、癒着や損傷をしていることがある。このように二分脊椎症には症状の重い開放性の二分脊椎症と症状の軽い潜在性の二分脊椎症があり、通常は開放性の二分脊椎症のことを指す場合が多い。脊髄髄膜瘤ともいう。下肢の麻痺や変形、膀胱・直腸障害に因る排泄障害などが症状として見られる。症状
主に仙椎、腰椎に発生するが、稀に胸椎、頚椎にも生じ、その発生部位から下の運動機能と知覚が麻痺し、内臓の機能にも大きく影響を及ぼす。
先天的にこうなるとキツいな。
これは、リスクを下げられるなら葉酸を摂った方がええわ。
ただ、その葉酸も…
妊娠中のビタミンB12と葉酸の過剰摂取は子供の自閉症リスクを高める?
妊婦は、食事やビタミンサプリメントで十分な葉酸を摂ることが推奨されています。葉酸は、胎児の発達と母親と子供の健康に必要なビタミンBです。葉酸の欠乏は、神経管欠損、先天性心疾患、胎児の発育遅延、低出生体重、早産の原因になると言われています。しかし、最近の研究で、妊婦の葉酸(ビタミンB9)とビタミンB12の過剰摂取が、胎児の自閉症の発症のリスクを上昇させることが明らかになりました。この研究は2016年の”国際自閉症研究会議(IMFAR)”で発表されました。妊婦の過剰な葉酸・ビタミンB12の摂取が胎児の自閉症発症のリスクを高める
アメリカのジョンズホプキンズ大学で、妊娠中のマルチビタミン摂取、出産後3日以内の母親の葉酸とビタミンB12の血漿バイオマーカーと、生まれた子供の自閉症発症の関係を調べる為の研究が行われました。調査は1998年~2013年に母と子1,391組を対象に行われ、そのうちの107人の子供が自閉症スペクトラム障害と診断されました。分析の結果、血液検査で高濃度の血漿ビタミンB12 (>600 pmol/L)を示した母親の子供は自閉症発症リスクが3倍高いことが分かりました。また、高濃度の血漿葉酸 (>59 nmol/L)を示した母親の子供の自閉症発症リスクが2倍高いことが分かりました。そして、血漿中の葉酸、ビタミンB12がどちらも高濃度であった母親の子供は、自閉症発症リスクが17.6倍も高いことが明らかになりました。この研究では、母親の血漿中の葉酸・ビタミンB12の濃度が急上昇した理由ははっきりとは分かっていませんが、母親が妊娠中に食物やサプリメントから葉酸やビタミンB12を過剰摂取したか、過剰な量の葉酸が体内に吸収された、または代謝が遅かったなど母親の体質が関係した可能性もあります。
過剰摂取すると自閉症のリスクを高めるみたいなんで、400マイクログラム程度を厳守しましょうって事ですな。
何にしても、妊婦が気をつける事でリスクを下げられるなら、赤ちゃんの為になるべくリスクは下げてあげて欲しいもんです。
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