『日本で「宗教戦争」が起きない理由とは?』に異論がある…今日この頃。
/(-_-)\ ウ~ン
日本に「宗教戦争」がなくなったのは織田信長のおかげやと思う。
日本で「宗教戦争」が起きない理由とは?
・世の中にはもっと大切なことがある
1つの宗教を信じるあまり他の宗教の方と争ったりする場面をテレビなどで見ることがあるかと思います。しかしそれでは本末転倒。
日本では様々な宗教を信じる人がいますが、宗教が違うという理由で争いが起こったりすることはほとんどありません。
「信じる宗教が違っていても、お互いを尊重し、そして仲良くするということ」
この日本人がもつ寛容性のある宗教観を説いたプレゼンテーションが、いま世界中で高く評価されています。
これに関しちゃ異論はないけど、「宗教戦争」ってのは、信じる宗教が違うから争いが起こってるんやなくて、宗教と政治が強く結びついてる事から起こる「権力闘争」やねんな。
日本とかアメリカは「政教分離」が徹底されてるけど、「国教」が制定されてる国もようけあるし、イスラム教圏は、宗教と政治が未だに結びついてる。
日本にこれがないのは、織田信長がおったから。
実際、信長登場以前は、日本にも当たり前のように宗教戦争があった。
平安時代には、延暦寺が朝廷に武力を背景にして「強訴」を起こしてるし、延暦寺と園城寺も戦争してるし、金剛峯寺と根来寺も戦争してるし、信長の時代でも「一向一揆」なんか当たり前やったし…
ってのもあったわけで、日本にも頻繁に「宗教戦争」があってん。
それで、信長が「坊主が何やっとんねん」っちゅうて比叡山の焼き討ちだの、本願寺討伐だので、宗教から武力と権力を削ぎ落としたから、今があるわけで日本は世界より300年ほど先に「政教分離」が行われた。
日本に「宗教戦争」がない最大の理由はこれやと思う。
世界も、あと300年もすりゃ「宗教戦争」がなくなるんちゃう?
まぁ、ヨーロッパも表面上は「政教分離」しとるけど、思想自体が宗教に支配されとるからねぇ。
アラブは、どうしようもないし…
日本は、こういう風に拗れる前に信長が登場して、秀吉、家康で完全に「治療」してくれたし、狭い日本だけの事やからねぇ。
世界はどうなるか分からんな。
とにかく、日本に「宗教戦争」がないのは、仏敵だの魔王だのって呼ばれた信長が宗教から権力を取り除いてくれたおかげって事をもう少し理解して、それを継承した秀吉、家康の三英傑をもっと評価するべきやろな。
比叡山焼き討ちは「酷い事」の様に言われとるけど、日本の歴史にとって必要な事やったって事を知っといて欲しいもんです。
これを頭の片隅にでも入れとかんと、なんみょうみたいな政党もあるし、「新日本宗教団体連合会」みたいな反なんみょうが民主党と結びついとるし、日本もいつ時代が逆戻りするかも分からん。
まぁ、「武力」による「宗教戦争」は起こらんとは思うけど…
「日本は宗教戦争が起こらない」んやなくて、「信長が宗教戦争が起こらない土壌をつくりあげた」って事は知っとてい欲しいもんですな。
これを「日本人の寛容性」とか「宗教観」とかで片付けると、まるで日本人は宗教戦争を起こした事がない、これからも起こさない民族みたいに理解するようになるし、歴史が繰り返した時に対処できんようになる。
日本にも「宗教戦争」があったっていう「事実」を知って、それをどう克服したかを知っとかんと、日本でも「宗教戦争」が起こる可能性はある。
そもそも、今の日本でも「宗教戦争」は起きてるんやけどな。
憲法9条教とアベ教のネット上のバトルなんか、「宗教戦争」そのものやん。
何で、こんな事が起こるかって、それは盲目にそれを信じるから。
大東亜戦争にしたって、突き詰めれば「天皇教(神道)」を信じるあまりの行動やし…
「宗教戦争」に関しては、日本人も例外やないねん。
むしろ、「特攻隊」なんちゅう発想が出るぐらいタチが悪い。
日本人は、付和雷同で一途なんやから、何かが間違えば、簡単に元に戻る。
何にしても、日本で宗教戦争が起こらないのは、「日本人の寛容性」とか「宗教観」とかで片付けると色んなもんを見誤る事になるんで、ここは注意しといた方が良いと思います。
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