「それでもあなたは激安Tシャツを買いますか?」っていうドイツで行われた社会実験が色々と考えさせられる…今日この頃。
/(-_-)\ ウ~ン
これが「資本主義」ってやつですな。
それでもあなたは激安Tシャツを買いますか?
ドイツ、ベルリンのアレクサンダー広場でこんな社会実験が行われた。ペパーミントグリーンの自動販売機には1枚2ユーロ(260円)のTシャツがサイズ別に並んでいる。
ドイツの物価を考えたら非常に安い。人々はこぞってこのTシャツを買おうとコインを投入するのだが、コインを投入すると設置されたモニターのある映像を見なければ商品は出てこない仕組みとなっている。
その様子が分かる動画↓
Tシャツはまず材料となるコットン素材を作り、それを縫製するという作業が発生する。更に流通させ、小売店でも利益を出さなければならない。どう考えても原価割れしていそうな激安Tシャツはどのように作られているのだろうか?
そこには、劣悪な労働環境で働いている労働者たちの姿があった。
彼女たちは時給15円に満たない賃金で、1日16時間の労働を強いられていた。
ってな内容の動画が流れて…
映像が終わると「買いますか?寄付しますか?」の選択画面が。
事実を知った後、人々は買わずに寄付を選ぶようだ。
ってなるらしいんやけど、「資本主義」ってのは、結局こういう事やねんな。
資本主義ってのは、全員が「幸福」なれるわけじゃなく、誰かがこういう役回りをせなあかんようにできてる。
よりよい製品やサービスを追求する競争は、こういう事で下支えされてる。
これに目をつぶって、利益至上主義で来たのが「資本主義」なわけで、これで「寄付」を選ぶって事は、「資本主義」の否定に繋がるね。
これで「寄付」を選ぶ人間が多いって事は、資本主義じゃもう社会を維持できんって事なんやろな。
かと言って、「社会主義」「共産主義」なんかは、もっと酷いし…
やっぱり、「ベーシックインカム」とか、生きる為の「カネ」は社会が負担するような仕組みを導入した方がええんかもしれんな。
現段階で何が一番良いって「答え」を持ってないけど、「資本主義」ってのを見つめ直した方がええ時期に来てるのは間違いなさそうです。
まぁ、個人的には、「買うか?寄付するか?」って聞かれりゃ、返却レバーを押して帰るやろな(笑)
そもそも、自販機でTシャツは買わん。
ちゅうか、同情はするけど、これで「寄付」するってのは何か違うと思う。
これで寄付しても、自分の同情心は満たされるけど、何の解決にもならんし、これに寄付するってのは、「自分はこうはならん」っちゅう根拠のない自信の裏返しやからなぁ。
一部の富裕層以外は、このババ抜きに参加しとるんやから、いつかはババを引くかもしれんのにな。
何にしても、「資本主義」に代わる新たなルールをつくれるリーダーが誕生する事をに祈っておきます。
コメント