人は意外と簡単に誘導される…今日この頃。
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ゴチャゴチャ書く前に、まず問題を。
下の図のXは円の中心で、BCは9.5cm、BAは3cm。
それではこの円の直径は何cm?
1分以内で答えを出してください。
分かりました?
小学生でも分かる問題なんやけど、「1分以内」って言うから思わず引っかかりかけたわ(汗)
これ、心理的誘導とか、ミスディレクションって言われる手品でよく使われる手法らしいんやけど、答えが見えてるのに、そこから注意をそらして、別の方向に誘導する。
これも、「1分以内」って言うことで「難しい」と思わせといて、さらに関係のないBAの数字を出して、BXを求めさそうとしてる。
けど、角度が出とらんから、そっちに誘導されると、いくら考えても答えは出んと。
オイラも長方形に気づかんかったら、解けんかったわ(汗)
解けんかった人は、詐欺師に要注意です(笑)
それでは答えを。
答えは19cm。
長方形の対角線は等しいので、BCが9.5cmということは、もう1つの対角線も9.5cm。
つまり半径が9.5cmなので、直径は19cm。
一瞬で解けた人は、かなり優秀かも。
こういう問題に限らず、世の中にはミスディレクションは、ようけある。
例えば、「国の借金」。
借金の額の大きさを強調して、そこに注意を引きつけて、「増税も仕方ない」に誘導する。
借金があれば資産もあるはずやのに、それは隠す。
資産の額が分からんと純粋な借金なんか分からんのに…
世の中の公表される「数字」にゃ、そういう意図が隠されてることが多い。
特に「統計数字」はな。
騙されん為には、論理的思考と分析力を鍛える必要がある。
この問題を解けんかった人は、物事を多角的に見る訓練をしましょう。
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