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私が大切にしているのは、「私が生きた」と言えるような人生をつくり出すこと|河合隼雄


私が大切にしているのは、

「私が生きた」

と言えるような人生を

つくり出すこと。

河合隼雄

「私が生きた」って言える人生って、どういう人生なんやろな。

多分、これと共通するのが「自分らしく生きる」って事なんやろうけど、これは永遠の問いかもしれん。

金持ちを目指すのか、有名になる事を目指すのか、立派な肩書きを目指すのか…

何を目指せば「自分らしく生きる」ことになるんか、なかなか難しいとこやけど、それは、他人の評価に左右されん「自分の価値観」を持つことなんやろな。

例え、他人の評価が高くても、自分が満足してなかったら、それは「自分らしく」にはほど遠い。

けど、人間は他人の評価を気にする生き物。

ここの葛藤が難しいとこやな。

他人の評価を気にするから、「他人に迷惑をかけない」っていう倫理観も生まれる。

けど、それをあまりにも気にし過ぎると「自分」を殺さなあかん。

この葛藤の中の限られた範囲で、「自分の価値観」を作っていく。

けど、それを誰も認めてくれんと、これまた寂しいもの。

そういう挫折や寂しさを味わって、初めて「自分」っちゅうもんは完成するんやろな。

色々と悩みながらも「私が生きた」と言える人生を送りたいもんです。


こころの処方箋











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