東京・目黒区で、5歳の女の子に十分な食事を与えず死亡させたなどとして両親が逮捕された事件で、自宅には「いきがきれるまでうんどうする」などといった20項目近くのルールが書かれた段ボールがあったことがわかりました。警視庁は多くの厳しいルールを女の子に課して守れなかった場合に虐待していたとみて調べています。
ことし3月、東京・目黒区の船戸結愛ちゃん(当時5)が死亡し、警視庁は父親の船戸雄大容疑者(33)と母親の優里容疑者(25)が十分な食事を与えなかったうえ、病院にも連れて行かずに死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。
これまでの調べで、雄大容疑者は「勉強するように言ったが寝ていたので暴行した。しつけのつもりでやった」と供述していますが、自宅アパートからは「いきがきれるまでうんどうする」「ふろをあらう」など20項目近くのルールが書かれた段ボールが見つかっていたことが警視庁への取材でわかりました。両親のどちらかが書いたとみられるということです。
このほかに自宅から見つかったノートには、結愛ちゃんが「はをみがいた」などと行動の記録を書いていたほか、「ゆるしてください」といった言葉も書かれていました。
警視庁は多くの厳しいルールを結愛ちゃんに課して、守れなかった場合に虐待していたとみて調べています。