証拠が転落死があった全てで当直やったのが今井隼人被告だけってのと、今井隼人被告の自白だけで、自白は翻したから、下手したら無罪もあるかもと思ったけど、求刑通り死刑判決か。
まぁ、裁判員裁判の結果を高裁が翻す事は多々あるんで、まだ分からんけど。
<川崎3人転落死>元施設職員に死刑判決 横浜地裁
川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で入所者3人が転落死した事件で、3件の殺人罪に問われた元施設職員、今井隼人被告(25)の裁判員裁判の判決で、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)は22日、求刑通り死刑を言い渡した。今井被告は公判で「何もやっておりません」と一貫して無罪を主張。転落死は事故や自殺の可能性があり、事件だとしても被告が犯人だと裏付ける客観的証拠は一切ないとした。逮捕直前に3人の殺害を認めたとされる自白は「取調官の圧迫や誘導により、意に沿うようにうそをついた」とした。また、地裁の精神鑑定で発達障害「自閉スペクトラム症」と診断され、仮に被告の犯行だったとしても、心神喪失もしくは心神耗弱だとしていた。
検察側は、被害者3人の遺族や施設職員ら約20人を証人に呼び、状況証拠を積み上げて事件性や犯人性を立証してきた。自白時の取り調べを録音・録画した映像を法廷で再生し、取調官に圧迫や誘導はなく、被告自ら詳細に説明していたとして「自白の信用性は十分」と主張した。責任能力についても問題ないとした。その上で、論告で「高齢入所者の介護職員への信頼を利用した連続殺人だ」として死刑を求刑した。
死刑が求刑された時にも書いたけど…
ベランダの柵が120cmで被害者2人が身長140cm代なんで、誤って転落する事も、自殺する事も難しいから、誰かに突き落とされた以外にない。
3人を突き落とす事ができたのは今井隼人被告だけ。
って事で今井隼人被告が犯人って事なんやけど、当初は警察も事故で処理してたわけで、事故の可能性もないとは言えんのやけどねぇ。
まぁ、母親に「自分が殺した」って言うてるから、これが決め手になったんやろうけど、ちゃんと捜査してりゃ、物的証拠もあったやろうに、それが悔やまれるな。
そもそも、裁判ってのは「疑わしきは被告人の利益に」ってなってるはずやのに、決定的な証拠もなく死刑判決が出せるってのは、少々モヤモヤするな。
個人的には、今井隼人被告は窃盗もしとるし、状況的にも殺人やと思うんで、犯人は今井隼人被告やと思うけど、これでベランダの柵がもう少し低かったり、乗り越える台があったりしたら、完全無罪になってたわけで、ほんま神奈川県警ってのは残念な組織ですな。
何にしても、高裁でひっくり返る可能性も十分にあるし、今後の展開も注目ですな。
とにかく、神奈川県警はちゃんと仕事しろって事で。
それと、こういう事件が起きるのは介護現場の労働環境にも原因があると思うんで、1日も早く労働環境を改善して、こういう事件が二度と起きないように対策して欲しいもんです。
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