皆既日食の中継はNHKの一人勝ちやった…今日この頃。
(= ̄▽ ̄=)
民放各局は、特等席の悪石島に陣取ってたんやけど、あいにくの大雨。
NHKは、硫黄島と太平洋上に船での中継。
資金力の差が出た感じやな。
ドキュメントなんかもそうやけど、こういうことやらしたら民法は、NHKにゃ勝てんわ。
残念ながらTV中継でしか見れんかったけど、次回は生で見たいもんですな。
26年後やから死んでるかもしれんけど…
それにしても、感動的っちゅうか、神秘的っちゅうか、大昔の人間が「悪魔の仕業」って思うのも無理のない光景やな。
昼間に太陽が消えるのもそうやけど、プロミネンスとかコロナとか、「生」の象徴の太陽があんな姿になるんやから、何の知識もない大昔の人間が、この現象を理解するにゃ、悪魔の仕業とでも思わな納得出来んもんな。
そういう想像力が、未だに幽霊だの妖怪だの残しとるんやけど…
現代の人間は、知ってるから太陽が月に隠れた現象っちゅうのを理解出来るけど、大昔の人間にゃ昼間に月があるなんかも考えられへん現象やったからなぁ。
こういう理解不能な現象を、何か想像上のもの納得しようとする人間と、「何で?」「どうして?」って好奇心旺盛で、その現象を解明しようとする少数の人間がおったと思うんやけど、この少数の人間のおかげで、人類はここまでの文明を手に入れたんやな。
不思議なことをそのままにして、空想とか想像で無理矢理納得させて、そのままにしてたら「科学」なんか生まれてなかったやろ。
天動説から地動説に変る時も大変やったし、万有引力の発見もその頃やけど、そういうことに気付いたのもほんの300~400年前。
「何で?」「どうして?」っちゅう知的好奇心がなかったら、人間はずっと猿のままやったやろな。
そう考えりゃ、「何で?」「どうして?」って思わん人間は、人類の進化に何の役にも立ってないっちゅうことやな。
何事も深く考えず、知ろうとせず、「常識では…」「普通は…」とか、「そういうもの」って考える人間は、自分も成長せんし、人類の進歩にも何の役にも立たん人間ってことですわ。
知的好奇心って大事やなぁと、改めて思い知らされた。
思い込みとか、先入観に囚われず、自分で調べて、考えるっちゅうのを大事にして欲しいもんです。
特に大人は、子供の「何で?」「どうして?」を汲み取って、調べる手段を提供したりして、知的好奇心を育ててやって、「知る」楽しさを教えてやって欲しいもんです。
それにしても、オイラは、ガキの頃から辞典とか図鑑が与えられてたんやけど、今思えば、これが知的好奇心の元になっとるんやろな。
貧乏なくせに、こういうのだけは揃ってたわ。
親も中卒で学がないから、聞いても教えてくれんし、自分で調べなあかんっちゅうのも良かったんやろな(笑)
一時期、天体小僧になってた時もあって、星座とかやたら詳しい時期もあったんやけど、それは、プラネタリウムのおかげやったな。
だから、こういう天体ショーは、未だに大好物ですわ。
プラネタリウムとか科学館とか、そういうのは、確実にガキの知的好奇心を育てる。
携帯電話がどういう原理で話が出来るとか、別に知らんでも生活に何の支障もないけど、こういうことを知ろうとする心が自分を成長させるし、人類を進歩させてきた。
あるものを理解せず、そのまま使うより、どうなってるか知ろうとする人が増えると、人類はもっと進歩するはず。
文明の利器や科学に限らず、今の政治にしても、どうなってるか知ろうとして、自分の頭で考えることで、その先を見ることができる。
事件にしても、何でそういうことが起きるかを知ろうとすることで、どうやったら防げるかってことが見えてくる。
何事も興味を持って、自分で考えるっちゅうのを大事にして欲しいもんです。
コメント