生まれて初めて吉野の千本桜を観た

生まれて初めて吉野の千本桜を観た…今日この頃。
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若い頃は、「花より団子」「団子より酒」で、桜になんか全く興味がなかったんやけど、年を取ったせいか、桜に限らず、自然のものに、素直に感動するようになったわ。

滅多に写真を撮る事ないんやけど、思わず撮ってもうた(笑)

これ以外にも色々撮ったけど、やっぱり写真で見るより実物の方がええな。

それにしても、平日やのにすごい人やった。

人混みは嫌いなんやけど、昨日は、「蔵王堂花供懺法会」ってのもやってて、山伏の行列も見られたし、蔵王堂秘仏も見られたし、さとう宗幸もおったし、餅も貰ったしと、中々満足な1日でした。

人が多いのもあって、何人も見知らぬ人に話しかけられたし…

「写真撮って下さい」ってのは、困らんかったんやけど、腐葉土に何か植えられてて、「桜の苗木とちゃうし、何を植えてるんやろ？」ってｼﾞｰっと見つめてたら、「これは何の花なんですか？」って聞かれて…

管理人か何かと間違えられたんやろか？(笑)

それ以上に困ったのが、見知らぬ中国人に英語で話しかけられた事な。

ｵｲﾗに英語で話しかけるって…

まぁ、中国語なら絶対分からんかったんやけど、とりあえず「map」だけは聞き取れて、「あぁ、その地図はどこでも貰えるん？」って聞いとるんやろなって思って、「駐車場のｵﾔｼﾞに領収書と一緒に貰ったけど…」って駐車場のｵﾔｼﾞを指さしながら日本語で答えてやったら「ｱﾘｶﾞﾄ、ｱﾘｶﾞﾄ」って片言の日本語で礼を言われたわ。

中国嫌いやのに、「日中友好」とやらをやってみました(笑)

それにしても、中国人はどこにでもようけおるな。

話は変わって、坊さんの話で興味深かったのは、秀吉が吉野に花見に来た時に雨やったって話な。

3日間雨で、いらついた秀吉が「吉野山に火をつけて山を下りる」って言うたらしいんやけど、吉野山の坊さん全員が祈って、次の日は快晴になって、吉野山の桜が守られたんやとか。

ほんまか嘘か分からんけど、秀吉が吉野山に火をつけんで良かったと心の底から思った話やった。

何にしても、癒やされるっていうか、心が洗われるっていうか、吉野は日本人の「心の故郷」って言われるだけの事はある。

吉野の桜は、一生に一度は見とく事を強くお勧めします。