ツバメの巣を落とすのは法律違反
ツバメの巣を落とすと罰せられるらしい…今日この頃。
(; ̄□ ̄)ナヌッ?
そもそもツバメの巣を見んようになったし、むしろあったら喜ぶけどなぁ。
http://irorio.jp/nagasawamaki/20160510/319488/
「ツバメの巣を落とす人」都市は農村の7倍!許可なく撤去は法律違反に
許可なく卵やヒナが中にいる巣を落とすことは鳥獣保護管理法で禁じられているとして「巣を落とそうとしている人をみかけた時には各都道府県の関連部署に相談するように」と呼びかけ。
都道府県知事の許可なく卵やヒナが中にいる巣を落とした場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられるという。
へぇ。これは知らんかったわ。
1年以下の懲役または100万円以下の罰金って結構重いな。
これってツバメが「益獣」やから何やろか?
第八条 鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
一 次条第一項の許可を受けてその許可に係る捕獲等又は採取等をするとき。
二 第十一条第一項の規定により狩猟鳥獣の捕獲等をするとき。
三 第十三条第一項の規定により同項に規定する鳥獣又は鳥類の卵の捕獲等又は採取等をするとき。
法的根拠はこれか。
って事はツバメに限らず、野鳥全般あかんわけですな。
スズメを捕まえて飼うと捕まるってのはガキの頃から言われてた話やけど、こういう法律があったんか。
また、一つ賢くなってしまった(笑)
それにしても…
・39%の人が「ツバメが減っている」と実感
調査は「ツバメが減っている」と感じている人が多かったことを受けて実施された。
2012年に実施した調査で、回答者6866人のうち39%が「ここ10年でツバメが減少した」と回答。
ツバメの巣が落とされているという報告が多数あったことから、2013年から全国796市区町村、5115巣の観察情報データを分析した。
・巣立ちヒナ数、都市は農村より0.4羽少ない
調査によると、1つの巣から巣立つヒナの数は、農村部では平均4.3羽なのに対して都市部では平均3.9羽。
巣立ちヒナ数が4羽に満たない場合、生存率を元に試算すると将来的に個体数が減少する恐れがあるとされている。
・「人」による妨害が8%以上
調査によると、ツバメが子育てに失敗した原因の約8%は「人」によるもの。フンが汚いといった理由から、ツバメの巣を撤去するケースが増えているとみられている。
さらに、ツバメが子育てに失敗する確率は田舎よりも都会の方が高いことが判明した。
人がツバメの巣を落としたりするケースを都市部と田舎部で比較してみると、以下のような結果に。
ツバメの巣なんかよう落とすな。
ツバメの巣は昔から縁起もんやのにねぇ。
火事が起きんとか、金持ちなるとか、病気にならんとか、そういう迷信もあるけど、そんな迷信がなくても、ツバメが巣をつくるって事は、湿度が低いとか、直射日光が当たらんとか、夜でも真っ暗にならんとか、人間にとっても住みやすい家って事の証なわけで、「ツバメが巣をつくるぐらい良い家」って事で、むしろ喜ぶべき事なんやけどねぇ。
糞害は当事者にしてみたら大変なんやろうけど、1年に数週間の事なんやし、我慢すりゃええがな。
また次の年も来てくれたりなんかしたら、それこそ感動もんやけどなぁ。
何千キロも飛んで、また自分の家に来てくれるんやで。
そういう事を考えたら糞ぐらい我慢できるやろ。
まぁ、保育園の子供の声が「騒音」になる時代やからねぇ。
鳥なら尚更か。
ほんま、情緒もくそもなく、世知辛い世の中になったもんです。
何にしても、ツバメは田んぼの虫を食べて、人間はツバメの外敵を追い払って、農耕民族の日本人とツバメは有史以来共存共栄してきたわけで、ツバメがおらんようになるって事は、ある意味、日本の終わりも意味もする。
もう少し、ツバメも大事にしてあげて欲しいもんです。
それにしても、「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」なんっちゅう諺も昔はそれが分かるぐらいツバメがおったもんやけど、今はツバメを見かけるだけでも珍しいもんなぁ。
田んぼが減ったってのが最大の理由やと思うけど、ツバメの味方やったはずの人間がツバメの敵になってりゃ、人間に近づこうとはせんか。
スズメも減ったしなぁ。
カラスだけは増えとるけど…
何にしても、好まれる鳥、好まれん鳥もおると思うけど、野鳥がおる風景ってのは良いもんなんで、都市部の緑化政策も含めて、野鳥と共存共栄する道を探って欲しいもんです。
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