「うがい」は20分以内にやれば効果はあるし、手洗いは厚労省が推奨してるし、マスクは「予防」に対しては効果はないけど、感染者が感染させんっちゅう効果はある。
まぁ、インフルエンザに感染してるのに外出するなって話やけど、咳をしてるのにマスクをしてない奴を見ると殺意を覚えるんで、「予防」に効果はなくても「感染拡大」を防ぐ効果はあるって事は言うて欲しいもんですな。
手洗い、うがい、マスクの効果はほとんどなし 学級閉鎖も……インフルエンザ予防は誤解だらけ
Dr.イワケンの「感染症のリアル」あんなに暑かった夏も気がつけば終わり、だんだん肌寒くなってきましたね。そう、明けない夜はなく、終わらない辛苦もないのです。つらい大学教員生活に耐えるために、いつも自分に言い聞かせています。
それはともかく、涼しくなってくると、今度は「寒いときの病気」が心配になります。冬に流行する感染症といえば、何と言ってもインフルエンザ。では皆さん、インフルエンザの予防、ちゃんとしていますか？
定番の手洗い、うがい、マスク 効果はほとんどなし
実は、インフルエンザの予防に確実と言われる方法は、そんなにたくさんないのです。例えば、よく言われる「手洗い、うがい」。少なくとも通常の手洗いやうがいには、インフルエンザを予防する効果はほとんどないと考えられています。ま、手洗いをすると他の病気の予防には役に立ちますし、うがいも別に無害ですから、「やるな」とは申しませんけど。
あと、マスク。日本人はマスクが大好きですが、あいにくマスクを着けてもインフルエンザにかかりにくくなるというデータはほとんどありません。病院の中など、特殊な環境下ではある程度役に立ちますが、普通の日常生活においてはマスクの効果は極めて限定的です。
さらに、学校閉鎖や学級閉鎖。インフルエンザが流行するとよく行われますが、実はインフルエンザの流行を鎮める効果は学問的には証明されていません。おそらく（仮にあったとしても）大した効果はないと思います。
「うがい」「手洗い」「マスク」に関しては…
この時に書いたけど、インフルエンザウイルスが体内に取り込まれるのが20分程度なんで、20分以上外出した場合は「うがい」の効果はないけど、「手洗い」は手に付着したウイルスを洗い落とすわけで厚労省も推奨してる。
「マスク」にしてもちゃんとしたマスクを使えばそれなりに防げるし、本来マスクは感染予防の為の物やなく、他人に感染させん為の物。
こういう事を言うと、マスクをせん奴が増えるからやめてくれんかね。
「学校閉鎖や学級閉鎖」にしても、インフルエンザに罹ってる子が1人でもおったら閉鎖した方が良いに決まってるわけで、「学問的には証明されていません」って理由で効果がないって言うのはおかしいやろ。
単に論文がないだけで、そういうデータを取ってないだけやん。
そもそも、インフルエンザの最高の予防策は人混みに行かんって事なんやから、学校閉鎖、学級閉鎖はその「人混み」をつくらんって効果がある。
このDr.イワケンとやらは何が言いたいんやろな。
Dr.イワケンこと岩田健太郎のプロフィール
岩田健太郎（いわた けんたろう）
神戸大学教授1971年島根県生まれ。島根医科大学卒業。内科、感染症、漢方など国内外の専門医資格を持つ。ロンドン大学修士（感染症学）、博士（医学）。沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院（千葉県）を経て、2008年から現職。一般向け著書に「医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法」（中外医学社）「感染症医が教える性の話」（ちくまプリマー新書）「ワクチンは怖くない」（光文社）「99．9％が誤用の抗生物質」（光文社新書）「食べ物のことはからだに訊け！」（ちくま新書）など。日本ソムリエ協会認定シニアワインエキスパートでもある。
大層な肩書やけど大丈夫か？
これを真に受けて、うがい手洗いにマスクに学級閉鎖をやめりゃ、勘違いする奴が出てくると思うんやけどねぇ。
少なくとも医者が言う話やないと思う。
田舎暮らしなら、この岩田健太郎の言うてる事も分からんでもないけど、都会でこれをやられたらたまらんで。
何にしても、咳をしてるのにマスクをせんのは「暴行」とか「傷害」の類やと思うんで、これは絶対に守るようにして欲しいもんです。
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