「恋愛の賞味期限は3年」らしい、今日この頃。
“Ωヾ( ̄o ̄)ヘェー
前回…
浮気と束縛について動物学的に検証してみたけど、今回は「恋愛の科学」の話。
自分で判断してるようやけど、人間もこういう本質的なことは「本能」に左右されてる。
何だかんだ言うても、結局は動物っちゅうことやな。
で、「恋愛の賞味期限」の話やけど、恋愛に終わりはつきもの。
何で終わりがあるか。
これも自分の意思とは違うとこに要因があるねんな。
恋をすると、男女ともに「腹側被蓋野」が活発になり、反対に「扁桃体、頭頂側頭結合部」の働きが鈍くなる。
「腹側被蓋野」っちゅうのは、麻薬とか覚醒剤がここを直接作用するように作られてるように、ここの働きが活発になるとドーパミンが大量に放出される。
ドーパミンが大量に放出されると、集中力が高まり、気力に満ちて、疲れを感じにくくなる。
何時間も長電話出来たり、長時間待ち合わせで待つことが出来るのもこれのおかげ。
このドーパミンは、後でも出て来るので覚えておきましょう。
このドーパミンによって、「扁桃体、頭頂側頭結合部」の働きが鈍くなる。
「扁桃体、頭頂側頭結合部」は、大脳辺縁系の一部で、ここのは「批判」や「判断」っちゅう思想を司る部分やから、ここの働きが鈍くなると、冷静な判断力が失われる。
「恋は盲目」っちゅうけど、恋したら取りあえず引っ付けとけっちゅう遺伝子の作用なんやな(笑)
男女がこの状態に陥って、「恋愛」が始まると…
男は、「島皮質」の働きが活発になる。
ここは「視覚」(嗅覚、味覚などの五感)に影響を与える場所で、男はこれで視覚を活発化させる。
「浮気と束縛は男の本能」で、男は「外見」を重要視してるって書いたけど、それもこのせいなんやな。
で、何を見てるかっちゅうと…
「ウエストとヒップの比率」
「ほんまかいな」って思うけど、無意識にこれを確認しとるらしいわ。
まぁ、それ以外にも見てるんやろうけど、とにかく強化された視覚で、ウエストとヒップの比率を見てると。
その比率は、「7:10」。
痩せてようが太ってようが、とにかくこの比率なんやと。
男にとっては、この比率が最もセクシーに見えるらしく、女にとっては健康のバロメーターらしいわ。
この比率の女は、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌の順調さを表わしてて、糖尿病、心臓病、高血圧、癌、内臓疾患が少ない比率なんやと。
ようは、健康で「安産型」な女を選んでると。
で、女は、「帯状回」が活発化する。
ここは、「記憶」を司るとこで、女は恋をすると「記憶力」がアップするっちゅうことやな。
これも、前回書いた、「生活力」を重要視するってことに繋がってくる。
「どんな約束をしてくれたか」とか「その約束を守ってくれたか」とかを記憶しとかんと、その男がほんまに自分と子供を守ってくれるかどうか、「生活力」があるのかどうかの判断が出来んからな。
恋愛初期に「約束したでしょ!!」で喧嘩になることが多いのも、そのせいっちゅうことですわ(笑)
男からすると、「ようそんな事覚えてるなぁ」っちゅうことまで覚えてて驚くことが多いけど…(汗)
脳内で色んな作業をしてお互いを探り合うのが「恋愛」っちゅうことやな。
で、遺伝子(本能)によって引き起こされた「恋愛」が、今度は、この遺伝子(本能)によって「恋愛」の終わりを探ることになる。
「恋愛」の始まりは、「腹側被蓋野」が、活発化することによって起こるドーパミンの大量放出。
ドーパミンが大量放出することで、男女を結びつけとるんやけど、この「ドーパミンの大量放出」っちゅうのは、体への負担が大きい。
だから、前もって限界点が設けられとる。
長くて1年半、最長でも3年。
「3年目の浮気」って言うけど、これは科学的に証明出来るんやな(笑)
恋愛期間がいつもこれより短い人は、限界点が低いんかも。
統計的にも、結婚3~4年で離婚率が急激に上昇するんやけど、これはこの作用が原因なんやろな。
何で、「3年」を限界にしてるかっちゅうと、これは人間の「子育て」に大きく関係してる。
人間は、二足歩行になって骨盤の構造が変化して小さくなったせいで、胎内で胎児を大きく育てることが出来んようになった。
たいていの動物は、産まれてすぐ歩けるけど、人間は未熟児で産まなあかんから、産まれてすぐは歩かれへん。
歩けるようになるまで1年かかる。
さらに話せるようになるまで1年かかる。
この期間までは、男の「生活力」に依存せなあかんから、女は男を引き留めておく必要があるし、男も子供の成長を確認せなあかん。
メスは、この期間が過ぎれば、オスの助けがなくても生きれるし、オスは、多種多様な子孫を残す為に、新たなメスを探すと。
妊娠期間と、この2年を入れて合計3年。
本来、人間の夫婦関係は、3年限定やったんやな。
3年を経過すると、新たな夫婦関係を探すと。
3年を超えると「マンネリ化」するのはその名残りなんやな(笑)
ちゅうことで、「恋愛の賞味期限は3年」。
ドーパミンが切れて、相手を冷静に見れるようになって、判断力が復活して、愛情も冷めると。
これが3年後なんやな。
人類の歴史上、3年以上の夫婦関係を続けるようになってまだ短いらしい。
まぁ、類人猿から人類に進化したのが500万年前、縄文時代の頃には、今の人類の基本が出来てると考えても、縄文時代で1万年前。
500万年の歴史がある中、たったの1万年程度やからな。
ちなみに類人猿のチンパンジーは「乱婚型」。
恋愛も結婚も、3年以上継続するには、まだまだ遺伝子(本能)との戦いに勝たなあかんっちゅうことですわ。
で、その男女関係を長続きさせる秘訣は…
「会話」にあるらしい。
ワシントン州立大学のジョン・ゴッドマン博士(心理学者)によると、 15分の会話(心拍数)を見るだけで「85%の確率で離婚するかが分かる」んやと。
これも、遺伝子(本能)にインプットされとる会話の質に男女差があるせいなんやけど…
女
コミュニティーを通して、ご近所づきあいをするのが目的。
互いの感情を出し合った会話、人間関係を積極的にするのが目的だった為。
男
問題解決を行うのが目的。
男は狩猟に出て、どうすれば獲物を捕れるかを話し合うのが目的だった為。
女が相談する時は、答えが聞きたいんやなくて、とにかく「聞いて欲しい」っちゅうことやな。
男は、問題解決の為に会話するから、答えを見つけてやろうとするんやけど、これで喧嘩になると。
女に対しては、とにかく聞いてあげること。
答え探しは、二の次っちゅうことやな。
これに対して、男の場合はどう対応したらええかっちゅうと…
男は狩りの際、常に周りに注意を放たなあかんかったから、警戒心が強いし、獲物を捕る為に話し合うわけやから、自分の意見に自信を持ってなあかんわけで、当然自尊心(プライド)が高くなる。
だから、「批判」されると自分が攻撃されたと思い込でしまう。
男に対しては、あんまり批判せんことやな。
ワシントン州立大学のジョン・ゴッドマン博士(心理学者)によると…
「批判」
↓
「防御」
↓
「見下し」
↓
「喧嘩」
↓
「離婚」
に、なるんやって。
口喧嘩が始まると、当然批判の応酬になるわけで、男は批判されると攻撃されたと思い込む。
攻撃されたと思うと、心拍数が上がる。
心拍数が上がるとストレスが溜まるし、男はストレスに弱い。
これに対して、女は、子育てせなあかん構造上ストレスに強い。
しかも、女は、会話がコミュニケーションの手段やから、延々と続けられる。
口喧嘩になると、男って逃げるやろ?(笑)
問題解決の手段を探っても噛み合わんし、批判されてストレス溜まるしで、それ以上続けられへんねんな。
女は女で、逃げられるとコミュニケーションの手段が取り上げられてストレスが溜まると。
で、破綻するっちゅうことらしいわ。
男女関係を持続させる為には、男女の「違い」を理解して「会話」するっちゅうことみたいやな。
「NHKスペシャル 女と男」では、男に原因がある場合が多いから、男が上手に会話をすることが重要って結んでたけど…
「女の尻に敷かれる」っちゅうのが一番ええっちゅうことやな(笑)
結局は「思いやり」ってことですな。
「恋愛の賞味期限」が3年っちゅう結論やけど、人間も所詮は動物。
基本的に「自然の摂理」に従って生きてるっちゅうことやな。
まぁ、人間には「考える」っちゅうことが出来るし、「理性」っちゅうもんがあるから、これに逆らうことも可能なんやけど、一夫多妻、乱婚型が主流の類人猿(人類も含む)の中でテナガザルが一夫一妻制で生涯別れることがない。
このテナガザル、元々体格的に雌雄の差が少ないんやけど、つがいになって4年を経過すると、メスの胸のふくらみがなくなり、さらに見分けがつかんようになる。
ダーウィンの進化論の性淘汰によると、これは必然みたいやけど、そうなると、人類も「4年」を超えると…
「おばちゃん」が天下無敵になるのは、このせいかもな(笑)
「おばちゃん」に限らず、つきあいが長くなると女が「おっさん化」するのは、このせいなんやろな。
心当たりがある人もおるんちゃう?(笑)
結婚後(つきあい後)も、「離婚(別れる)するかも…」っちゅう危機感が、「男らしさ」「女らしさ」を維持する秘訣っちゅうことやな。
何にしても、男女差とか恋愛(結婚)の仕組みも、こうやって科学的に分析すると中々おもろいもんですな。
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