加害者家族の事を考えるってのは悪い事やないと思うけど、どうにも「死刑反対」に誘導したい気がしてならんわ。
取り上げてるのが朝日やし。
ボクのおとうさんは桃太郎に… 衝撃コピー、授業題材に
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました」。こんなキャッチコピーの新聞広告をもとに道徳の授業が生まれた。多様な価値観がぶつかり合う時代に、異なる視点を持つことの大切さを考える。桃太郎伝説の故郷、岡山県で始まった授業が全国に広がるか――。12月上旬、岡山県津山市の市立西中学校。2年生の道徳の授業で、担任教諭の谷本薫彦(くにひこ)さん(39)が生徒へ問いかけた。
「もし桃太郎が鬼にも家族がいることを知ったら、どうしたいと思うだろう」
授業ではまず、昔話の「桃太郎」を学ぶ。おじいさんとおばあさんから「鬼が村を荒らして困る」と聞いた桃太郎が鬼ケ島に渡り、鬼たちを退治して物語は終わる。そこへ谷本さんが鬼の子ども「鬼太郎」というキャラクターを示す。
生徒からは「やっぱり退治するしかなかった」という意見の一方、「家族がいると分かれば、村に帰ろうと思うはず」という声も出た。次に、どんな選択肢があれば桃太郎が鬼を殺さずに済むのか議論すると、「鬼に農業を教えたら村を荒らしに来ない。鬼ケ島に農機具を持っていこう」といった発想も生まれた。
違う視点を持つって事は大事な事やし、鬼側から考えるって事自体は良い取り組みやけど、「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました」ってのがなぁ。
そこは、まず「ボクのおとうさんは、悪い事をしたので殺されました」って事を教えるのが先やろ。
このキャッチコピーは…
2013年度 新聞広告クリエーティブコンテスト
最優秀賞○コメント
ある人にとってしあわせと感じることでも、別の人からみればそう思えないことがあります。反対の立場に立ってみたら。ちょっと長いスパンで考えてみたら。別の時代だったら。どの視点でその対象を捉えるかによって、しあわせは変わるものだと考えました。そこで、みんなが知っている有名な物語を元に、当たり前に使われる「めでたし、めでたし。」が、異なる視点から見ればそう言えないのでは?ということを表現しました。広告を見た人が一度立ち止まり、自分の中にさまざまな視点を持つことの大切さを考えるきっかけになればと思っています。「しあわせってなんだろう?」と二人で考えた経験が、次に生かされるよう頑張っていきたいと思います。
2013年の新聞広告クリエーティブコンテストの最優秀賞らしいんやけど、「キャッチコピー」としてはええかもしれんけど、これを「道徳教育」にするってとこにどうにも違和感がある。
桃太郎が生まれた時代は、殺さな殺される時代やったわけで、その前提をなくして、「鬼にも家族がいる」って言われてもなぁ。
こんなの子供に刷り込んだら、「イスイス団を殺してはいけない」「北朝鮮とも話し合いで解決できる」になってまうがな。
社会に出てからの「出世競争」なんかもどうするん?
競争に敗れた人の家族の事も考えて行動するのが正解なん?
だいたい、何度も書いてるけど、クマは姿を見せただけで殺処分しとるがな。
鬼は悪い事をしとるんやで。
悪い事をしてないのに、人間に危害を及ぼすかもしれんからって殺すのと、悪い事をして殺されるのとは全然違うわけで、そこを抜かして「加害者家族」の事を考えたらおかしな事になる。
「悪い事をしたら罰せられる」っちゅう大前提を崩さんのなら、こういう取り組みもありやと思うけど、そこを抜かして「加害者家族」を考えるって教育は反対ですな。
どうせ、桃太郎を題材にするなら、きびだんご1つで鬼ヶ島に行かされるブラック企業っぷりの話をして欲しいもんです。
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