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「へうげもの」の歴史解釈がおもしろい 本能寺の変

「へうげもの」の歴史解釈がおもしろい…今日この頃。
(=⌒ー⌒=)

へうげものがおもろいって聞いて、1巻から8巻を大人買いして3巻まで読んだやけど、これがおもろいの何の。

主人公が古田織部で、茶器の世界から歴史を見とるんやけど、「そういう見方もあるか」ってなかなか新鮮な感じがした。

戦国時代っちゅうと茶器は重要なアイテムやから、そういう見方もありやろな。

で、感心したのが「本能寺の変」

ちょっとデフォルメし過ぎな感はあるけど、秀吉&千利休黒幕説は結構語られてるし、千利休は実は忍者やったっちゅう説もあるし、これも中々説得力がある。

オイラも秀吉黒幕説が有力やと思っとるんやけど、絵図を描いとるのは千利休やなくて、黒田官兵衛やと思う。

本能寺の変の4年前に荒木村重が謀反を起こすんやけど、この時、荒木村重を説得しに行って捕まって、1年監禁されて、信長に裏切ったって思われて息子が殺されかけとる。

竹中半兵衛の機転で息子は生きてたんやけど、信長が天下を取ったら後々大変やって考えても不思議やない。

まぁ、この謀反自体が、荒木村重を官兵衛がそそのかした可能性もあるけど…

秀吉が天下を取った後、許されて厚遇されとるのも変な話やしな。

同時期に波多野秀治も謀反を起こしとるんやけど、次の年、光秀の母親を人質に出して降伏させたにも関わらず、信長が波多野秀治を殺したから、光秀の母親が殺される。

で、4年後に本能寺の変が起きるんやけど、信長が本能寺におったんは、中国攻めが楽勝やったにもかかわらず秀吉が援軍を頼んだからで、これがなかったら信長は安土から出とらん。

で、本能寺の変で信長が死んだ知らせを聞いて泣き崩れる秀吉に「天下人になるチャンスやで」って進言しとる。

この7年後に、秀吉は官兵衛を恐れて隠居させるんやけど、こんな側近中の側近を恐れるっちゅうことは…

本能寺の変の絵図を描いたんは、官兵衛っちゅうのを知ってたからやと思う。

それにしても、まだ3巻までしか読んでないかアレなんやけど、秀吉と千利休の関係も、この茶器っちゅうか趣味趣向から見ると、何で千利休が死ななあかんかったんかっちゅうのも説得力があるわ。

なかなかおもしろい。

こういう自分には出来ん見方で歴史を聞かされると、ほんまにおもろいわ。

何にしても、竹中半兵衛と黒田官兵衛の天才軍師が2人とも秀吉配下っちゅうのが、秀吉のスゴイとこやな。

これに千利休も加わるんやから。

まぁ、歴史は見方によって色々変るっちゅうことですわ。

歴史好きの人にはお勧めの本なんで、是非読んでみて下さい。


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