熱中症の心配がなくなったと思ったら今度は低体温症か。
暑くなったり寒くなったり、何とも忙しい事で。
<高校体育大会>低体温や過呼吸訴え、生徒36人搬送 福岡
8日午後0時45分ごろ、福岡市早良区有田の福岡県立福岡講倫館高校から「体育大会中に生徒が低体温や過呼吸になり意識がもうろうとしている」と119番があった。福岡県警早良署によると、生徒47人が低体温症のような症状や過呼吸を訴え、女子生徒35人、男子生徒1人を病院に搬送。うち女子生徒7人の症状がやや重いという。同署や同校によると、この日は体育大会が開かれ、最後のプログラム「全校応援」の演目直前の正午ごろ、女子生徒を中心に次々と寒さを訴えたという。学校は大会を中止し、症状を訴える生徒を剣道場に連れて行って毛布をかけたりストーブをつけたりして対応したが、過呼吸の症状を訴える生徒も現れたため消防に通報した。
体育大会は午前9時ごろ始まり、同9時50分ごろから雨が降り始めたが、学校はそのまま大会を続けていた。大会は当初午後3時までの予定だったが、雨の予報が出ていたため短縮プログラムで実施されていた。森本茂副校長は「生徒が大会に向けて一生懸命準備していたので雨が降ってきた後もそのままやらせたが、判断が甘かった」と話した。
気象庁によると、同市早良区では午前9時からの3時間に5ミリの雨が降り、8日正午現在の気温(中央区)は21.9度で前日の同時刻より5.3度低かった。8日の最高気温は平年より6.4度低い23.1度で10月中旬並みだった。
現場の地図
学校のHP
気温21.9度で小雨が降ってりゃ低体温症にもなるか。
まぁ、クーラに慣れて体温調節機能が衰えてるって事もあるかもしれんけど、21.9度っちゅう気温と雨、それに風もそこそこ吹いてたってみたいやから、低体温症になる可能性は十分にあるな。
「女子生徒35人」って事は、実際は1人2人程度やったんやろうけど、過呼吸ってのもあるし、集団パニックに陥ったって事もありそうですな。
どっちにしても…
ズブ濡れでクーラーは危険 真夏の「低体温症」は命も奪う
「低体温症は、猛暑の合間に遭遇するゲリラ豪雨(局地的大雨)で注意すべき病気のひとつです。びしょ濡れになっても気温が高ければいいのですが、ゲリラ豪雨後に上空の寒気が吹き下ろしてくることがある。濡れた体から一気に気化熱が奪われ、体温が急激に下がる場合があるのです」こう言うのは「赤坂パークビル脳神経外科」(東京・赤坂)の福永篤志医師だ。人体の中心部の深部体温は通常36度から37度程度に保たれている。それが35度を切ると低体温症と診断される。
最初は皮膚表面の血管が収縮して鳥肌が立ち、熱を得るための筋肉の収縮から、体がガタガタと激しく震える。やがて口ごもる話しぶりになり、よろめいて歩くようになる。
体内の熱産生が追い付かず、深部体温が32度以下へと低下すると中等度の低体温症で体の震えは止まるが、今度は意識障害からもうろうとなり、支離滅裂なことを言い始めたり、他人の呼び声に反応しなくなる。
さらに28度以下の重症となると半昏睡状態に陥り、脈拍は微弱となる。そして心停止に至ることもある。
■都会でも発症する
とはいえ真夏の低体温症はせいぜい肌寒い山や高原で起きる病気で、都会では無縁と思う人もいるかもしれない。しかし、それも思い込みに過ぎない。2013年7月、東京・港区の秩父宮ラグビー場で開かれた男性アイドルグループ「NEWS」の野外コンサートが豪雨で中止になった際、手当てを受けた75人の中に多くの低体温症患者がいたことが報じられている。「北品川藤クリニック」(東京・北品川)の石原藤樹院長が言う。
「花火大会やスポーツ観戦、野外コンサートなど、大勢の人々に囲まれて身動きが取れず風雨に打たれるしかない、うまく雨宿りできてもクーラーががんがん効いていて寒けを感じたなど、低体温症は本人や周囲がそうと認識していないだけで真夏の都会でも発症している可能性があります。お祭りなどで水をかけられ、ズブ濡れのままクーラーなどにあたり寒けを感じて震えている人や、プールなどでの水遊びで唇が紫色に変わり体がブルブルと震えている子供は、低体温症の状態かもしれません」
低体温症は、体温調節機能が完成していない子供や、いつもクーラーの効いた中で生活していて体温調節機能が衰えている女性や高齢者に起こりやすい。
夏場でも雨に濡れてクーラーにあたると低体温症になる事があるんで、気をつけましょうって事ですな。
何にしても、濡れたまま放置してると、気化熱で体温がドンドン奪われるし、死ぬ事もあるんで、濡れたら必ず体を拭く事を心がけて欲しいもんです。
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