30年以内に80%の確率で南海トラフ巨大地震が起きるって話やから、起きるのは確定してるんやけど、仮に助かってもこれは大変ですな。
1週間避難させるっていうても場所もなけりゃ、物資もないやろうし、輸送も難しいやろうから1週間も過ごすのはかなりしんどいやろ。
南海トラフ震源域、「前兆地震」で避難促す
政府の中央防災会議の作業部会は11日、南海トラフ巨大地震の震源域で大地震が起きた場合、域内の残りの地域でも避難を始めるなど、住民や企業が取るべき防災対応を示した報告書案をまとめた。国は今後、対応をより具体化させた指針を作成し、自治体や企業には指針に基づく防災計画の策定を求める。報告書案では、巨大地震の想定震源域のうち、〈1〉東側か西側のどちらかをマグニチュード(M)8以上の地震が襲う「半割れ」〈2〉一部でM7以上の地震が起きる「一部割れ」〈3〉断層がずれ動く「ゆっくりすべり」――の三つを前兆現象と定義した。
前兆現象が起きた場合、気象庁は国民に警戒を促す「臨時情報」を出す運用を昨年11月から始めたが、情報発表後の防災対応は定まっていなかった。報告書案では、異常現象の観測から5分程度で最初の臨時情報を出して続発地震につながるかの調査開始を公表。〈1〉~〈3〉のいずれかに当たると評価されたとき、最短2時間で2回目の発表を行う。
その上で〈1〉の場合、過去には東西が連動した地震が起きていることから、揺れに襲われていない側でも▽地震発生後の避難では津波到達までに明らかに逃げ切れない地域の全住民▽逃げ切れない可能性がある地域の高齢者や障害者ら――はあらかじめ避難してもらうことにした。
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「前兆地震」の定義
「前兆地震」の定義が…
1.東側か西側のどちらかをマグニチュード8以上の地震が襲う「半割れ」
2.一部でマグニチュード7以上の地震が起きる「一部割れ」
3.断層がずれ動く「ゆっくりすべり」
1の「半割れ」2の「一部割れ」は言われんでも避難するやろうけど、3の「ゆっくりすべり」は避難指示に従わん人もおるやろな。
西日本豪雨でも避難指示が出てるのに避難せんかった人がようけおったんやし。
1の「半割れ」でも…
「半割れ」で沿岸部や高齢者・要介護者は1週間程度の避難
津波の恐れのある沿岸部や高齢者や要介護者は、地震が起きてない段階でも1週間程度避難してもらうって事やけど、全住民が1週間過ごせるだけの物資って貯蔵できてるんやろか?
なかったとしたらどっかから輸送せなあかんわけやけど、既にマグニチュード8以上の巨大地震が起きてるわけで、幹線道路は使えんやろうしなぁ。
まぁ、こういう想定をしてても、自然災害はそれを簡単に上回ってくるけど。
どっちにしても、考えんよりはマシやとは思うけど、それよりも「地震予知」の予算をどうにかしてくれんかね。
この時にも書いたけど…
地震予知関連予算は累計1000億円以上 未だに毎年100億円以上使っている
これまで国は「地震予知計画」として多額の予算を投入してきた。文部科学省の資料を見ると1965~68年の「第1次計画」を皮切りに、1994~98年の「第7次」では5年間で786億5000万円に達した。この間、1995年には阪神・淡路大震災が発生している。文科省地震調査研究推進本部によると、2011年度の地震調査研究予算は192億円で、このうち国立大学法人向けの「地震及び火山噴火予知のための観測研究」3億9000万円のほか、独立行政法人や気象庁、海上保安庁などで行われる研究や調査にも予算が配分された。
地震予知に累計1000億円使ってて、未だに毎年100億円以上使ってる。
この予算を耐震、防災、減災に回しゃ、かなり有効的に使えるはずなんやけどねぇ。
何でそうせんと、無駄な事にいつまでも金を使い続けるんか、ほんま理解に苦しみますな。
何にしても、一応「覚悟」はしてるけど、避難生活も馴染まんやろうし、出来ればオイラが生きてる間は来ないようにして欲しいもんです。
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