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ペリーを追い返したのは伊能忠敬らしい

ペリーを追い返したのは伊能忠敬らしい…今日この頃。
(; ̄□ ̄)ナヌッ?

フジサンケイビジネスアイによると…





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ペリーが驚愕した日本の技術


嘉永6(1853)年、黒船を率いて日本に開国を迫ったペリー提督は、幕府との交渉のかたわら江戸湾沿岸の測量に精を出した。

日本と開戦した場合に備え、地形を把握するのが狙いだった。

3隻の船を使い、当時世界最先端だった三角点測量を繰り返した。

そして意外な事実に気づく。測量結果と、携えていた日本の地図がまったく同じだったのだ。

この地図を作成したのは、ご存じ伊能忠敬。地図をつくるには数学や天体観測技術、地球の自転に対する理解など先端知識が必要。

このため、ペリーは正確な地図がつくれるのは文明の進んだ西洋の数カ国に限られると思っていた。

ところが、予想に反して日本の技術レベルが高水準なことに驚き、測量を中止して引き揚げてしまった。このことがやがて「ペリーの艦隊と戦端を開かず、無事に(明治)維新を行う原動力となった」(日本人の育ての知恵、PHP文庫)とされる。

との事やけど、ペリーがシーボルトが持ち出した日本地図を持ってたのもほんまやし、ペリーがその地図の正確さに驚いたのもほんまやけど、それで引き返したってのはなぁ。

実際は、当時の12代将軍徳川家慶が病気で、「今、将軍が病気で返事できんから1年待ってくれ」って帰ってもらったのがほんまのとこ。

だから「1年待ってくれ」って言うたにも関わらず、徳川家慶が死んだのを知って半年後に来とるがな。

そもそも、ペリーは琉球にも行ってるわけで、その理屈なら琉球はアメリカに占領されてなおかしいやろ。

その90年後には占領されるんやけど…

ペリー来航がなかったら琉球が日本になる事もなかったかもしれんしな。

当時の琉球は清の冊封国でもあり薩摩の従属国でもあったんやけど、このペリーの来航と明治維新のせいで日本に編入される事になるねんな。

それで中国が、その編入は無効やっちゅうて、沖縄は中国領やって言うとるねん。

と、話が脱線したんで元に戻すと、伊能忠敬がペリーを追い返したってのは眉唾やけど、今で言うとアフリカの原住民がロケットを持ってるみたいな話やから、ペリーがそれぐらいビビってもおかしくはないわな。

近代化前から日本の技術レベルは、高かったって事の証ですわ。

で、アメリカは、「将軍の死」っちゅう政権の混乱に乗じて、要求を通したと。

今も昔もアメリカは変らんっちゅう事ですな。

で、政党乱立っちゅう「政権の混乱」と、TPPっちゅう「黒船」が来とるんやけど…

結果としては、TPPを受け入れる事になるんやろな。

ペリーの時も結局は開国するはめになるんやけど、当時も大きく分けると「尊王攘夷派」と「佐幕開国派」に分かれてて、この2派で戦になって、結局は「尊皇開国」になった。

今の政治家と当時の政治家(武士)の覚悟と日本を思う強さは全然違うけど…

それにしても、ペリーを追い返したのは眉唾にしても、日本が欧米列強の植民地にならんかったのは伊能忠敬の地図の影響が大きいのも事実やろな。

アメリカは、ペリー来航の後、独立戦争でそれどころやなかったんやけど、イギリスは清に租界っちゅうもんを作って、半植民地化してて、日本にもちょっかい出そうとしたんやけど…

ここでもシーボルトが持ち出した地図のあまりにも正確さに驚いとるからな(笑)

「迂闊に手を出すとえらい目に会うかも?」って思ったのは間違いないやろ。

それから急速に日本が近代化したから、それどころやなくなったしな。

シーボルトが地図を持ち出した「シーボルト事件」で関係者が死罪になっとるけど、日本が植民地にならんかったんは、何気にシーボルトのおかげでもあるねんな。

元は、伊能忠敬がおったおかげやけど…

そもそも、伊能忠敬は、地図を書きたかったわけやなくて、地球の大きさを知りたかっただけなんやけどな。


「北極星の高さを2つの地点で観測し、見上げる角度を比較することで緯度の差が分かり、2地点の距離が分かれば地球は球体なので外周が割り出せる」

って事で、その2地点目を誤差を少なくする為に江戸から遠い蝦夷地(北海道)にしたらええと思ったんやけど、蝦夷地は幕府の許可がないと入られへん。

さすがに「地球の大きさが知りたい」じゃ許可してくれんので、「地図を作る為」って事にしたんやな。

その出来上がった地図があまりにも正確やったから、地球の大きさを知る為のついでやったのが、とうとう国家事業になるねんな。

江戸時代の平均寿命が50歳程度やったのに、55歳の伊能忠敬に日本全国歩けって言うんやからなぁ。

そりゃ、大変やったやろな。

何にしても、これだけの偉業を成し遂げて、ある意味日本を救った伊能忠敬は、もっと評価されて良いと思うな。


四千万歩の男 忠敬の生き方











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