「てるみくらぶ」内定取り消し50人、厚労省が緊急の相談窓口を設置
相談窓口って何するんやろな。
破産手続き開始の決定を受けた旅行会社「てるみくらぶ」をめぐり、厚生労働省は3月29日、同社にこの春入社予定で内定を取り消された人を対象に、緊急の特別相談窓口を東京と大阪の「新卒応援ハローワーク」内に設けた。てるみくらぶは3月27日、資金繰りの悪化で営業の見通しが立たないとして、破産手続きを申し立て、開始の決定を受けていた。同社は同日、この春に入社予定の内定者50人に対して、内定取消しを通告していた。
こうした状況を受けて、厚労省は、てるみくらぶの内定取消者を対象に、特別の相談窓口を設置して対応にあたる。個別の就職支援(ニーズにあった求人情報の提供)や求職活動に役立つセミナーなどを実施するという。
今更、就職支援とかセミナーやられてもねぇ。
入社に向けて新居も借りてるやろうし、そういうカネの相談に乗ってくれんとどうしようもないやろ。
就職先っちゅうても、もう3月も終わりなんやし、新卒採ってくれるとこなんかないんちゃう?
と思ってたら…
「てるみくらぶ」内定取り消し50人 アディーレ、JSS、JALFが「無試験で採用」
てるみくらぶ内定者を受け入れるという企業が出ている。弁護士法人・アディーレ法律事務所(本社・東京都豊島区)は3月29日、「『てるみくらぶ』から、内定取り消しを通告されてしまった学校卒業生の皆さまの採用を行う」と公式サイトで発表。17年4月2日15時までに連絡すれば「選考を行わず内定を出す」という。(中略)
警備会社のJSS(本社・東京都台東区)も門戸を広げている。倭文浩樹(しとり・ひろき)社長が3月28日、ツイッターで「てるみくらぶに内定されてた新卒の方は無試験で株式会社JSSで採用させていただきます。※法令で定める欠格事由に該当する方を除きます」と表明。こちらも「無試験」を明示している。
(中略)
また、てるみくらぶに近い業界では、ホテルや旅館を含む宿泊施設の業界広報を手がける財団法人・宿泊施設活性化機構(略称:JALF(ジャルフ))が3月28日夕、公式フェイスブック上で「『てるみくらぶ』をはじめとする内定を取消された学校卒業生の方々へ。『その身柄、JALFで引き受けます』キャンペーンを行います」と投稿した。「社会貢献の一環として『とりあえず引っ越してしまって困っている』方々も含め、選考を行わず内定を出します」としており「ご希望の学卒者の方々は、ダイレクトメッセージをください」と呼びかけている。
3社も無試験で採用するって企業が現れたか。
「通常の採用試験で落とされた人の立場がないやん」と思わんでもないけど、まさに「捨てる神あれば拾う神あり」。
アディーレは何か裏がありそうやけど、ここは素直に「良い話」として受け取っておきます(笑)
目指してた仕事と違うかもしれんけど、背に腹は代えられんし、仕事なんてもんはやってるうちにおもしろくなっていくもの。
ここは素直に厚意を受ける事をおすすめします。
何っちゅうても、日本は新卒一括採用のレールから外れると、「普通」に戻るのが難しい国やからな。
とりあえず、職歴を積んで、違うと思ったら、そこで考える方が得。
ちゅうか、政府は「働き方改革」とか言うなら、まずはこの「新卒一括採用」っちゅう慣習を変える事ですな。
何にしても、こういう企業が現れて、何だか色々と救われた気分です。
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