東京都は24日、葛飾区の金町浄水場で同日午前6時に採取した水道水の放射性ヨウ素131は、厚生労働省が定めた乳児向け飲用基準の暫定規制値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回る79ベクレルに低下したと発表した。都は「乳児が水道水の摂取を差し控える必要はない」として、同浄水場が水を供給している23区と町田など5市に対する摂取の自粛要請を取りやめた。
(時事通信)
このニュースを受けてミネラルウォーターが売り切れてるみたいやけど、乳児は危ないけど、30過ぎた人間にゃヨウ素は、全く関係ないから慌てて買わんでええんちゅうの。
セシウムは、30過ぎの人間も影響があるけど、30過ぎた人間は、既に体内のヨウ素濃度が飽和しとるんで吸収しにくい。
だから、飲んでも「直ちに」やなくて、全く影響ない。
で、単位が「ベクレル」やから混乱しとるようで、ツレからも問い合わせがあったんやけど…
何で、オイラに問い合わせるねん(笑)
で、ここで説明するっちゅうたんで、この場を借りて説明を。
「ベクレル」っちゅうのは、1Kg当り、水なら1リットル当り、どれぐらいの放射能(放射性物質)があるかっちゅうのを表わす単位。
「シーベルト」っちゅうのは、どれぐらいの放射線を被曝するかっちゅうのを表わす単位で、「グレイ」がどれくらいの放射線が出てるかを表わす単位。
で、ヨウ素からは、1ベクレル当り0.022マイクロシーベルトの放射線を被曝して、セシウムは、1ベクレル当り0.013マイクロシーベルトの放射線を被曝する。
なので、「100ベクレルのヨウ素が検出された」って言われれば、水を1リットル飲むか、ホウレンソウを1Kg食べると100×0.022で2.2マイクロシーベルトの被曝をすると。
セシウムも同じく100×0.013で1.3マイクロシーベルトの被曝をする。
これは、1時間当りな。
で、ヨウ素は、半減期が8日やから、8日経つとさらに半分になるし、吸収されん分は尿やら何やらで排泄されるんで、これに24×8=192をかけりゃ、総量でどれくらい被曝するかの目安が分かると。
セシウムは、半減期が長いからそういう訳にもいかんけど…
まぁ、そういうことです。
慌てず騒がず、冷静に計算して、どれくらい危険なんかは、自分自身で確認するようにして下さい。
何せ…
「直ちに人体に影響を与えるものではない」
しか言わんので。
コメント