将棋はガキの頃にちょろっとやった事があるだけなんで、何が凄いんかはよう分からんのやけど、とにかく凄い人ですな。
何が凄いって…
<藤井四段会見>「記録は必ず途切れる。一局一局全力で」
--大記録を達成した率直な気持ちは。藤井四段 自分でも29連勝というのは想像もできなかったことで、喜び、非常に驚いている。
--今日をどういう気持ちで迎えたか。
藤井四段 今日の相手は強敵の増田康宏四段で、竜王戦の決勝トーナメントという大きな戦いということもあって、連勝の記録自体は意識しないように、気を引き締めて臨みました。
--思い出に残る対局は。
藤井四段 初戦の加藤(一二三)先生に教えてもらった一局は思い出深い。貴重な経験だった。
--初タイトル最年少記録については。
藤井四段 まだまだ実力を付けることが必要だと考えているので、タイトルを狙える位置まで、まず実力を付けたい。
--今後の目標は。
藤井四段 もっともっと実力を高めて、タイトルを取りたい。
--タイ記録と新記録。感情的にどう違うか。
藤井四段 単独1位になれたというのは自分でも特別な、今までと違った喜びがある。
--どこまで勝ち続けるか注目されているが、連勝に対する意識は。
藤井四段 連勝記録というのはいつか必ず途切れてしまうものなので、自分としては連勝は意識せずに一局一局全力で指していきたい。
--プレッシャーはないか。
藤井四段 これだけ注目してもらい、緊張とかプレッシャーはあるけれど、なるべく自然体で指すようにしている。
14歳でこんな受け答えができるってとこな。
14歳やったら浮かれてはしゃいでもええとこやのに、冷静に淡々と語るんやからなぁ。
この受け答えも凄いんやけど、11連勝の時は…
「実力からすると、望外の結果」
20連勝の時は…
「僥倖としか言いようがない」
14歳でこんな言葉を知ってるって、どんだけの語彙力やねん(笑)
将棋の凄さはよう分からんけど、人間的に凄いってのはよく分かりますわ。
将棋の方は…
先輩棋士から称賛の声
羽生善治王位の話 29連勝は歴史的な快挙です。結果も素晴らしいのですが、内容が伴っている点でもすごみがあります。この記録は時がたつにつれ重みを増してくるはずですし、将棋界の新しい時代の到来を象徴する出来事になりました。ひのき舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています。谷川浩司九段の話 新記録おめでとうございます。タイトル戦の本戦に勝ち進むようになり、トップ棋士との対局も増えてくると思います。10代半ばの一番強くなる時期に、トップ棋士と戦えるのは幸せなこと。トップとの差は何なのか。実際に肌で感じることでまた、大きな可能性が開けてくるでしょう。
28連勝の記録を持つ神谷広志八段の話 凡人がほぼ運だけで作った記録を天才が実力で抜いたというのは将棋界にとってとてもいいことだと思います。藤井さんがこれからの数十年でどんな世界を見せてくれるのかファンの皆様とともに寿命の限り見続けていきたいです。
師匠の杉本昌隆七段の話 竜王戦本戦という大舞台で神谷八段の記録を抜く29連勝は驚きです。師匠の私も至福の時間をもらいました。28連勝を達成した帰り道、いつもと同じようにずっと将棋の話をしていたのが印象的で、このとき29連勝を確信しました。歴代連勝記録のトップに立ちましたが、14歳の藤井四段にとってこれは序章。一喜一憂せず、これからもさらなる記録を目指して精進してください。
羽生善治名人にここまで言わせるんやから、よっぽど凄いんやろな。
羽生善治名人が七冠独占した時も将棋フィーバーやったけど、このまま無敗のまま竜王のタイトルを取ったらとんでもない事になりそうです。
ほんま、凄い人が現れたもんですな。
個人的には、人工知能「PONANZA」に勝って、人類の可能性ってもんを見せてくれるのを期待しております。
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