名門ケンブリッジ大学も落ちたもんやな。
「言論の自由」よりも「学問の自由」よりも金を取ると。
英ケンブリッジ大 天安門事件など論文300点 接続遮断
英国のケンブリッジ大出版局は18日、ウェブサイトに掲載されている天安門事件など中国関連の論文300点について、中国からの接続を遮断したことを明らかにした。出版局は中国当局からの要求に従ったとしており、敏感な内容の論文が国内で広まるのを警戒する中国の意向に沿った格好だ。研究者からは中国の言論統制が海外にまで及んできたことに懸念が強まっている。出版局がサイト上で発表した声明などによると、遮断されたのは中国研究の有力学術誌「チャイナ・クオータリー」に掲載された論文や書評の一部。テーマは天安門事件のほか、チベットといった民族問題、台湾問題などで、1960年代から今年にかけての論文などが掲載された。
中国国外からサイトに接続し「天安門」と打ち込んで検索すると50件が該当するが、中国国内からは5件しかヒットしない。北京外国語大学の展江教授は米紙ニューヨーク・タイムズに対し、「検閲が学問の領域まで及ぶのは前代未聞。中国人の研究はさらに難しくなる」と話した。
英メディアによると、接続遮断を要求したのは中国でメディアを監督する国家新聞出版広電総局。ケンブリッジ大側は声明で要求の事実を認め、他の出版物が中国国内で利用し続けられるための措置だと説明。要求に従わなければ、中国での業務全般に悪影響が出ると警告されたことを示唆した。
中国国内での検閲だけやなくて、金に物を言わせて海外でも検閲するってのが恐ろしい話やけど、それにしても名門ケンブリッジ大学が金で落ちるとはねぇ。
ケンブリッジ大学
ケンブリッジ大学(University of Cambridge)は、イギリスのケンブリッジに所在する総合大学であり、イギリス伝統のカレッジ制を特徴とする世界屈指の名門大学である。中世に創設されて以来、英語圏ではオックスフォード大学に次ぐ古い歴史をもっており、アンシャン・ユニヴァシティーに属する。ハーバード大学、シカゴ大学、オックスフォード大学等と並び、各種の世界大学ランキングで常にトップレベルの優秀な大学として評価されており、公式のノーベル賞受賞者は96人(2016年12月現在)と、世界の大学・研究機関で最多(内、卒業生の受賞者は65人)。総長はデービッド・セインズバリー(英語版)で、副総長はレスゼク・ボリシェヴィコ(英語版)。
沿革
13世紀初頭に、町の人々と対立してオックスフォードから逃れてきた学者たちが、この町に住み着き、研究・教育活動を始めたのを起源とする大学である(大学としての公式な創立年度は1209年)。彼らの活動はやがて、イングランド国王の保護なども受けて発展をはじめ、現存する最古のカレッジ、Peterhouse(ピーターハウス)は1284年の創立。13世紀にはヴァチカンからストゥディウム・ゲネラーレの認定を受けている。アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、ジョン・メイナード・ケインズ等、近世以降の人類史において、社会の変革に大きく貢献した数々の著名人を輩出してきた。
ニュートンも草葉の陰で泣いてるで。
それにしても、ほんの28年前に起きた…
六四天安門事件
六四天安門事件(ろくよんてんあんもんじけん)は、1989年6月4日(日曜日)に、同年4月の胡耀邦元党総書記の死をきっかけとして、中国・北京市にある天安門広場に民主化を求めて集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、中国人民解放軍が武力弾圧(市民に向けての無差別発砲や装甲車で轢き殺し)し、多数の死傷者を出した大量虐殺事件である。略した通称は六四、また中華人民共和国内の検索エンジンにて、「六四天安門事件」というキーワードを検索すると接続不可能になることから、「5月35日(5月31日+4日)」、VIIV(ローマ数字の64)や、「82(8の2乗を表す数学記法で、答えが64=6月4日)」などを、隠語として使うことがある。
大量虐殺事件をこうやって隠蔽する国に「歴史を直視しろ」だの「歴史修正主義」だのって言われるんやからねぇ。
こっちは映像もありゃ、証拠資料も山ほどあるのに、それを隠してなかった事にして、日本のあったかなかったか定かやない事を認めろと言う。
日本は、もっとこの事実を引き合いに出して、中国の言う「歴史」は嘘っていう宣伝をした方がええんちゃう?
何にしても、七つの海を支配したイギリスもとうとうチャイナマネーの軍門に降ったようなんで、これからは「イギリス」って国もそういう目で見た方が良さそうです。
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