国立大学から文系学部が消えるらしい…今日この頃。
(; ̄□ ̄)ナヌッ?
そもそも、「理系」と「文系」に分けんでもええんちゃう?
「昨年度6月に閣議決定された『国立大学改革プラン』に従って、呆れるほどスピーディに平成25年秋にはほとんど決定された『ミッションの再定義』によって各国立大学や各学部が目指すべき『ミッション』が、文科省によって一方的に各国立大学に通達された。『各大学との意見交換によって』と書かれてあるが、実際にはそうではない。文科省からすでに文言がほとんど書き込まれ、自主的な数値目標だけが空欄になった『ミッション』が一方的に各大学に突きつけられたのである」
「この表の2,3,4には埼玉大学、千葉大学、横浜国立大学と関東一円の地方大学が並んでいるが、文科省がこれらの大学に求める『ミッション』は共通している。つまりは理工系か医療系に力を注げということだ。実際、文科省の担当者からは多数の私学がある神奈川県では、教育コストがかからない文学部系は私学に任せて、理工系に集中させないと税金を投入する意義を問われると財務省から言われているとの発言があったそうで、その結果ぼくたちが所属している『人間文化課程』は、実態は全く異なるのに単なる教員養成系の『新課程』と一緒くたにされて『廃止』と告げられてしまった(リンクの後ろの方に書いてあります。ほんの二行だけ。これも最初っからこう書き込まれていた)。文科省が国立大学の課程・学科を直接『廃止せよ』と言ったのである。」
教育コストうんぬんの話が出てきとるけど、文系なんかカネかからんのやから置いときゃええやん。
ちゅうか、文系にしたって数学的な思考は必要やし、理系にしたって、歴史とか古典文学とか知っといた方がええ文系の学問もあるわけで、それそぞれ必要やのに、なくしてもうたら専門に研究する人がおらんようになって教えられる人がおらんようになる。
だいたい、大学を「就職予備校」として捉えてるから、こういう発想になるねんな。
社会に出て実践できん学問やったとしても、社会人として「教養」ってもんも必要なわけで、「学ぶ」ってのは、別に就職に有利か不利かで決めるもんでもない。
まぁ、18歳やと「学ぶ」ってよりは、「就職予備校」として価値の方が高いのもしゃあないし、若いと勉強よりも楽しい事がようけあるんで、あんまり学ぶ意欲もないから、こうなるのもしゃあない面もあるんで、大学をもっと広く開放したらええねん。
ちゅうか、「就職予備校」としての部門と、学びたい人を広く受け入れる部門と分けたらええと思うんやけどなぁ。
何にしても、大学はあらゆる「知」の最高峰であるべきやし、「理系やからカネを出す」とかそういうのをやってると、国家の存亡にも繋がる気がするんで、学部の再編とかなら分かるけど、「文系をなくす」ってのはやめて欲しいもんです。
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