度々起こる「子殺し(虐待死)」なんやけど…
「ご飯を食べるのが遅い」と小学1年の長男を暴行したなどとして、警視庁小岩署は24日、傷害容疑で東京都江戸川区東松本、電気作業員岡本健二容疑者(31)と妻千草容疑者(22)を逮捕した。同署によると、いずれも容疑を認め、「しつけとしてやった」と話している。長男海渡君(7)は病院に運ばれたが死亡。同署は死因を詳しく調べる。背中などに古いあざがあることから、長期間虐待された疑いもあるとみて捜査する。
(時事通信)
何でこういう事が度々起こるのか考えてみた。
遺伝子的に人間に近いゴリラやチンパンジーのオスは、連れ子を殺す。
(ゴリラに比べるとチンパンジーは発生頻度が少ない)
メスは、子供(授乳期間)がおると妊娠せん。
だからオスは、自分の遺伝子を残す為に連れ子を殺す。
するとメスは、子供が殺されることで発情して交尾が可能になる。
「自分の遺伝子を優先的に残す」っちゅう意味じゃ、動物的にはしゃあない行動なんやけど…
今回のケースは、7歳の連れ子やけど、統計的には1歳~4歳の連れ子が殺されるのが1番多い。
これは、完全に乳離れするのが「4歳」っちゅうことで、ゴリラやチンパンジーの連れ子殺しと同じ理屈。
人間は出産後、いつでも妊娠可能なんやけど、この連れ子殺しのシステムはDNAに残ったままなんやな。
去年の宅配便で…
恋愛の賞味期限の話を書いたけど、恋愛の賞味期限は3年。
今でも結婚後3~4年での離婚が1番多いのと、4歳までの連れ子が殺されるケースが1番多いのを考えると、本来の人間の結婚期間っちゅうのは、最長で「4年」っちゅう期間限定の結婚やったんやろな。
チンパンジーと同じ乱婚型やったんやろ。
だから、自然と連れ子殺しのシステムも残ったと。
男の行動は、そういう意味じゃ、良いか悪いかは別にして、ある程度説明できるんやけど、分からんのが女の方やな。
2人とも捕まったってことは、一緒になって虐待してたってことなんやろ?
そこが、いまいち理解できん。
こういう風に連れ子を母親が一緒になって(我が子を)殺すっちゅうのは、人間特有のこととちゃうか?
男が単純で、女が複雑っちゅうのも、男は動物の基本に忠実に進化しとるけど、女は人間にしかない進化の過程を辿っとんのかもしれん。
ちなみにゴリラのメスは、妊娠すると乱交する。
そうすることで、誰の子か分からんようにして、子供を殺されんようにしとるんやな。
人間の女のエッチの快感が男の数倍もあるのは、この乱交習慣の名残りっちゅう説があるけど、連れ子殺しに、期間限定の結婚とくりゃ、子孫を残す為にゃエッチの快感が高くないと困るもんな。
しかも、動物のように「発情期」がなく、言わば年中発情期でいつでも妊娠可能なんやから、そら快感が高くないと自然の摂理に反する。
で、話を子殺しに戻すと、子殺しがない動物もおって、それが一夫一婦制のテナガザルとかボノボ。
一夫一婦制は子殺しが起こらんけど、一夫多妻制(もしくは乱婚)は子殺しがある。
一夫一婦制やとメスが他のオスに奪われる心配がないから自分の子供しか生まれんし、メスも子供を守る為に乱交する必要がない。
「秩序」を重んじる人間が、こっちからの進化やないとこが、神様のいたずらですな。
ということで、女のエッチの快感と子殺しは、相関関係にあると。
と、話が脱線したけど、こういう風に母親が自分の子供を守るのは、DNAにプログラムされとるはずなんやけど、人類は色んな「ルール」を作ったから、そのプログラムが発動せんようになっとるんやろか?
守らんにしても、一緒になって虐待するっちゅうのがなぁ。
22歳で7歳の子供っちゅう時点でプログラム壊れとるか。
まぁ、連れ子に限らず、我が子の虐待死って結構あるから、人間の「子殺し」は、別のアプローチが必要かもしれんな。
何にしても、こういう「子殺し」が起こらんようにする為に、「ルール」っちゅうもんを発明し、「結婚」っちゅう制度も発明し、そういう「秩序」を守るのが人間って思い込ませて、「前頭葉」を発達させてきたんやけど、これだけ文明が発達しても、人類もまだまだゴリラやチンパンジーっちゅう動物の域を出とらんと。
人類は、もっと「前頭葉」を発達させて、もっと「進化」するべきですな。
で、そういう動物の本能が抜けきらん「親」に対して、子供は…
東京・江戸川で小学1年の岡本海渡(かいと)君(7)が両親から暴行を受けて死亡した事件。警視庁は、傷害容疑で逮捕後、傷害致死容疑で送検した継父で電気工の健二容疑者(31)と実母で無職の千草容疑者(22)が、暴行を繰り返した疑いが強いとみている。近所の住民に「パパはいじめないよ」と話し、両親への気遣いを見せていた海渡君。それでも虐待のサインは何度も出ていた――。
海渡君が搬送先の病院で息を引き取る2日前の今月22日午後、一家が暮らすアパートのすぐ裏手の工場に勤める男性(55)は、道端で、海渡君から「こんにちは」とあいさつされた。海渡君は、近くの区立松本小から下校する途中だった。
「お父さんから、いじめられてないか?」。男性は海渡君が千草容疑者の連れ子だと知っていたため、虐待を受けていたことも知らずに声をかけた。「いじめられてません。悪いことをしたら怒られるけど」。はきはきとした返事に、男性は異変を感じなかった。
(読売新聞)
親がおらんと生きていく手段を失う子供は、本能的に親に愛されようと努力する。
結果、自分が悪いって思い込むんやろな。
そういう姿を見て、何で「母親」の心が痛まんのか不思議でしゃあない。
虐待死を減らすにゃ、人間やから「話せば分かる」っちゅう性善説に立った考えは捨てるべきやな。
人間も所詮、子殺しのプログラムが残った動物の一種。
このプログラムがDNAに残ってる限り、一度発動すりゃ言うて聞かすのは不可能やろ。
本気で守るつもりなら、児童相談所に警察並みの権力を与えるべきやな。
それと学者は、「人類」がどういう進化の過程を辿って、どういう本能が残ってるんか研究して、それを教えて欲しいもんです。
それが分かれば、子殺しに限らず、殺人や凶悪犯罪を犯す理由も分かるかもしれん。
分かれば解決方法も見つかる。
人間は、もっと人間について知るべきやと思う。
色々、調べると、「やっぱり人間も動物なんやな」っちゅうとこに辿り着くねんな。
それを「理性」で抑えられるのが人間なんやけど…
殺人衝動なんかも、よくよく調べると動物の殺し合いと同じ。
誰かを好きになったり、殺したくなったり、そういう「感情」っちゅうもんは、全てDNAのプログラムによって作動してるのがよく分かる。
だから「感情」をコントロールするのが難しいねんな。
まだ調べてる途中なんで、いつかその辺を書きたいと思います。
いつになるか分からんけど…
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