生活保護受給者が1200万円貯め込んで、その貯め込んだ金を公務員がだまし取る。
事件が発覚したのは遺族の問い合わせって事やけど、生前は面倒を見んと生活保護で生活させといて、死後に遺産があると分かると出てくる。
登場人物全員がクズの事件ですな。
福祉事務所保管の現金だまし取る 東内京一容疑者を逮捕
埼玉県和光市福祉事務所が女性から預かり、保管していた現金をだまし取ったとして、県警捜査2課などは13日、詐欺容疑で同市企画部審議監の東内京一容疑者(55)=同県新座市栄=を逮捕した。同容疑者は事件当時、同事務所長兼保健福祉部長だった。県警は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2015年2月9日~3月18日、保管していた現金200万円をだまし取った疑い。
映像ニュースはコチラ
東内京一も55歳部長なんやから、年収も1000万円はあったやろうに、200万円でそれを棒にふるとはねぇ。
勉強は出来ても頭は悪いんですな。
東内京一のプロフィール
埼玉県和光市保健福祉部長2009年より2年間、厚生労働省老健局総務課課長補佐、介護サービス調整官、振興課課長補佐等を併任する。2011年、和光市保健福祉部長長寿あんしん課長に就任。2012年10月より現職。
厚労省からの天下りなんやから、このまま行けば悠々自適な老後が待ってたのにねぇ。
こんな本も出してるぐらい、介護業界じゃ有名な人らしいのに、目先の金にくらむんですな。
それにしても、事件の流れが色々とアレですな。
まず
生活保護受給者の自宅に現金1200万円が見つかりその一部を保管
この時点で、生活保護受給者が何で1200万円も持ってるねんって話やけど、この返還させた金を
和光市は返還金として処理していなかった
回収した250万円は返還金の名目で回収していたものの実際には返還金として処理されていなかった問題も分かりました。
返還金として処理してたら東内京一も手出しできんかったのにねぇ。
和光市は、この金を裏金にするつもりやったんかね。
で、この宙に浮いてる金を
東内京一「大型詐欺グループの金らしい。検察に持って行くから渡してもらえるか」
あの金はオレオレ詐欺集団の金やから検察に持っていかなあかんから渡してくれと。
天下り官僚が相手やからか、何の確認もせんとそのまま渡すんやな。
返還金なんやから、税金に充当される金なわけで、和光市は血税をこんな杜撰な扱いする役所なんですな。
で、このまま誰も気づかず、何もなかった事で終わる話やったのが
生活保護受給者の遺族からの問い合わせで事件が発覚
18年11月ごろ、女性の親族から市に問い合わせがあり事件が発覚した。
「親族」って書いてるって事は、親とか子供とか直径の家族やないんやろな。
で、婆さんが亡くなったから、「親族」とやらが家探しして、この金の存在に気づいて問い合わせたと。
「返せ」とか何とか言いに来たんやろか?
生前は「親族」やのに一切面倒を見ず、亡くなって遺産があると分かると「親族」のふりをする。
出すもんは出さんけど、貰えるもんは根こそぎ貰おうって発想やから、和光市に預けられてる250万円も気になったんですな。
まぁ、おかげで事件が発覚したわけやけど(笑)
何にしても、登場人物全員がクズで、和光市も色々とおかしな事をやらかしてるし、何とも吐き気をもよおす事件ですな。
コメント
面白い解説でよく事情がわかりました。
ありがとうございます。
※親族のくだりが特に。
市長選をキッカケに、よく知らない事件でしたので、今頃になって検索してました。
ほんとに悪!ですね。
おっしゃる通り、ただの横領じゃないです。
盗った以上に財産から没収して欲しいです。