滑る度に世界記録を更新してたから、金メダルを確実視されてたけど、期待通り取るってのが凄い。
プレッシャーも相当あったやろうに。
しかも、相手は全員がメダリストのオランダ。
ほんま、凄いチームです。
<五輪スケート>チーム力の日本に金 圧倒的な「個」退ける
日本の結束力が、オランダの「個」の力を退けた。決勝で対戦したオランダは女子1500メートル金メダルのブストをはじめ3人ともメダリスト。しかし最後に笑ったのは、1年を通じてナショナルチームで強化を進めてきた日本だった。団体追い抜きは2006年トリノ五輪から正式に採用された歴史の浅い種目。日本スケート連盟は有効な戦術が確立されていないことに着目し、14年ソチ五輪後に隊列の研究を進めた。
重要なのは、3選手の体力的な負担を少なくするために空気抵抗を小さくすること。14年10月に国立スポーツ科学センターで行った風洞実験がヒントになっている。女子は秒速13・6メートルの風を吹かせて、実際の競技状況を再現。滑走姿勢の高低▽選手間距離の遠近▽選手間の左右のずれ--を状況別に検証した。
その結果、3人の列を左右にずらさないことを意識する重要性がわかった。一方で選手間の前後の距離は125~130センチほど離れても空気抵抗が抑えられると判明し、間隔が離れることへの選手の不安を解消した。先頭を交代する時に後ろへ下がる選手のコース取りも、無理に他の選手に近づき減速しないよう、あえて外に大きく回る。
日本連盟のスピード科学スタッフの責任者、紅楳(こうばい)英信さん(38)は「思考が必要とされる種目で勝てば『技術大国ニッポン』ならでは、となる」と笑う。科学の英知による裏付けも、日本の強さを支えた。
関連動画↓
高木美帆が「パシュートにかけてきた時間はどの国よりも長い」って言うてたけど、約300日も共同生活してたんやもんなぁ。
しかも、その「科学の力」は…
王国オランダを追い抜いた日本の技!科学的分析で空気抵抗を最小限に
科学的な練習は同時に、過酷で厳格だった。「限界です」と訴える選手を、生理学的データを根拠に「まだいける」と鼓舞。体づくりのため起床、就寝、食事と全ての時間を指示。クロワッサンを食べる選手をつかまえて激怒し、合宿でドーナツの差し入れを見つけると全員を集めて説教。ある主力が「中学生の合宿みたい」とこぼすほどだった。
生理学的データを根拠に限界をまで練習させると。
ここまでせんと、あのオランには勝てんのやろな。
何せ自己ベストタイムじゃ高木美帆以外は圧倒的に負けてるんやからなぁ。
それでも勝つんやから、ほんま凄い。
そんな凄い選手が…
高木美帆、報奨金1600万円ゲット 姉の菜那も1000万円
日本オリンピック委員会(JOC)はメダルの色に応じて報奨金を出しているが、この日の優勝で高木美帆(23)=日体大助手=は日本スケート連盟のものも合わせて1600万円の“ボーナス”をゲットした。JOCの報奨金制度は、1992年のアルベールビル冬季五輪からスタート。当時は金300万円、銀200万円、銅100万円だった。それが、16年のリオ五輪から金は200万円アップ。団体競技はそれぞれに支給される。このほかにも、各競技の連盟は独自で報奨金を設定。スケート連盟はJOCに準ずることから、高木美の場合、「(500+200+100)×2」で1600万円。姉の菜那も1000万円ゲットで姉妹あわせて2600万円だ。
500万円しか貰えんと。
「×2」の意味がよう分からんのやけど、今大会は2倍貰えるようになったんやろか?
それでも金で1000万円やもんなぁ。
せめて、一生食うのに困らんぐらいはあげればええのに。
何にしても、高木美帆選手、高木菜那選手、佐藤綾乃選手、菊池彩花選手、金メダルおめでとうございます。
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