認知症の人が深夜徘徊して、踏切をくぐって事故を起こした時に救済するってのなら分かるんやけど、交通事故を起こして救済するって、とんでもない話ですな。
そもそも、認知症が運転したらあかんやろ。
認知症事故の賠償を救済 全国初、給付金支給 神戸市で条例成立
認知症高齢者らが事故を起こして賠償を求められた際に給付金を支給する救済制度を定めた神戸市の条例が28日、市会本会議で可決、成立した。給付型の救済制度は全国初という。これまで医療や法律の専門家らでつくる有識者会議が内容について協議してきたが、4月以降、新たに設ける委員会で救済する対象者の検診や給付額設定などを検討する。2019年度中の制度運用を目指す。成立したのは「市認知症の人にやさしいまちづくり条例」。市によると、給付金は自動車損害賠償責任保険(自賠責)の上限約3千万円を参考にし、財源は納税者1人当たり年間400円程度の市民税超過課税を検討している。どのようなケースを救済対象にするかについては新設の委員会が判定する。
対象となるのは「認知症と診断された者」とし、責任能力の有無を問わずに救済する方針。医療機関による2段階の検査を想定している。市は検査を受ける費用の一部を助成する。
同条例は、認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けることを目指し、市や医療機関の役割を規定した。早期診断の啓発のほか、認知症の疑いがある場合に運転免許を自主返納するよう推進する。
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「認知症の人にやさしいまちづくり」はええけど、何か凄い違和感があるな。
まぁ、認知症が事故を起こしても、責任能力を問えんから、市が代わりに賠償金を払ってくれるなら、被害者にもメリットがある制度やけど、この条例ができたって事は、認知症の家族は賠償金の心配をせんでも良くなるわけで、むしろ逆に免許の返納が遅れる事にならんか?
そうなりゃ、事故が増える事になるわけで、本末転倒やと思うんやけど。
むしろ、やるなら、認知症って診断されたら強制的に免許を取り上げる事やろ。
しかも、納税者は被害者になる人の方が多いのに、被害者が負担して加害者を救済するとか、ほんま意味が分からん。
オイラは神戸市民やないんで関係ないけど、神戸市民は怒った方がええと思うな。
何にしても、認知症に限らず、高齢ドライバーの事故は増え続けてるんで、そろそろ免許の年齢制限を本格的に検討して欲しいもんです。
どう考えても、70歳以上より17歳の方が運動神経も判断能力も上やのに、17歳は免許が取れんのやから、70歳以上から免許を取り上げるのも理に適ってるはず。
こんな条例を考える暇があったら、そっちの方向を議論して欲しいもんですな。
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