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大型連休で麻疹(はしか)感染拡大の恐れ 26歳から39歳の人は要注意 「ワクチン2回接種を」

はしか流行とか、どこの発展途上国やねんって話ですな。

ワクチンさえ接種してりゃ、はしかになんかかかる事もないのにねぇ。

オイラがガキの頃は学校で集団予防接種ってのがあったけど、反ワクチン派がこれを中止させて、こういう事になっとるねんな。

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大型連休ではしか感染拡大の恐れ「ワクチン2回接種を」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180422-00000010-asahi-soci
大型連休を前に、厚生労働省が感染症予防を呼びかけている。今年はとくに海外から訪れた人が感染源となって、はしか(麻疹)にかかる人が沖縄を中心に急増。人の行き来が増える連休に感染が広がる恐れがあり、専門家は適切なワクチン接種を勧めている。

はしかはウイルス性の感染症で高熱や発疹が出る。感染力が強く、患者のせきやくしゃみを浴びた場合だけでなく、空気中のウイルスを吸い込んでもうつる。予防接種の普及で、2015年に流行を抑え込む「排除」を達成した。だが、東南アジアなど海外からの帰国者や訪日客が持ち込む例が相次いでいる。国立感染症研究所によると、昨年ウイルスを検出した163例のうち海外渡航歴があったのは38例だった。

今回流行している沖縄県も、台湾からの旅行者が感染源だった。訪日前にタイを旅行しており、そこで感染したとみられる。4月20日時点で沖縄県内でこの旅行者と接触のあった人やその家族、同僚など患者数は計67人に上る。11日には沖縄に行った名古屋市の男性もはしかと診断された。

感染研感染症疫学センターの多屋馨子室長は「連休で人の行き来が多くなり、感染が拡大する可能性がある」として、ワクチンの2回接種を呼びかけている。1回だけでは約20人に1人は免疫がつかない例があるとされる。沖縄県内の感染者も接種歴が「無し」「1回」「不明」が約8割を占めた。

日本では06年に1回だった定期接種を2回に増やした。その後、定期接種が1回だった世代の一部にも追加接種をして、1990年4月2日以降に生まれた人の多くは免疫がある。それ以前は、はしかに感染していなければ免疫が十分でない恐れが強い。幼少期にかかったことがある人も、記憶に頼らず抗体検査で確かめることが大切だ。

はしか自体は、そんなに怖くないんやけど、はしかに罹ると…

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麻疹の合併症

麻疹Q&A
Q1-04:麻疹では合併症を起こすことも多いと聞きました。麻疹の合併症にはどのようなものがありますか。

麻疹に伴ってさまざまな合併症がみられ、全体では30%にも達するとされます。その約半数が肺炎で、頻度は低いものの脳炎の合併例もあり、特にこの二つの合併症は麻疹による二大死因となり、注意が必要です。麻疹の合併症には以下のものがあります。

(1)肺炎: 麻疹の肺炎には「ウイルス性肺炎」「細菌性肺炎」「巨細胞性肺炎」の3種類があります。

[ウイルス性肺炎] ウイルスの増殖にともなう免疫反応・炎症反応によって起こる肺炎です。病初期に認められ、胸部X 線上、両肺野の過膨張、び漫性の浸潤影が認められます。また、片側性の大葉性肺炎の像を呈する場合もあります。

[細菌性肺炎] 細菌の二次感染による肺炎です。発疹期を過ぎても解熱しない場合に考慮すべきもので、原因菌としては、一般的な呼吸器感染症起炎菌である肺炎球菌、インフルエンザ菌、化膿レンサ球菌、黄色ブドウ球菌などが多くみられます。抗菌薬により治療されます。

[巨細胞性肺炎] 成人の一部、あるいは特に細胞性免疫不全状態時にみられる肺炎です。肺で麻疹ウイルスが持続感染した結果生じるもので、予後不良であり、死亡例も多いものです。発症は急性または亜急性で、発疹は出現しないことが多くあります。胸部レントゲン像では、肺門部から末梢へ広がる線状陰影がみられます。本症では麻疹抗体は産生されにくく、長期間にわたってウイルスが排泄されます。

(2)中耳炎 :細菌の二次感染により生じ、麻疹患者の約5 ~15%にみられる最も多い合併症の一つです。乳幼児では症状を訴えないため、中耳からの膿性耳漏で発見されることがあり、注意が必要です。乳様突起炎を合併することがあります。

(3)クループ症候群 :クループ症候群の原因である喉頭炎および喉頭気管支炎は小児(特に乳幼児)の麻疹の合併症として多くみられるもののひとつです。麻疹ウイルスによる炎症と細菌の二次感染による場合があります。吸気性呼吸困難が強い場合には、気管内挿管による呼吸管理を要します。

(4)心筋炎 :心筋炎、心外膜炎をときに合併することがあります。麻疹の経過中半数以上に、一過性の非特異的な心電図異常が見られるとされますが、重大な結果になることは稀です。

(5)脳炎 :麻疹を発症した1,000例に0.5~1例の割合で脳炎を合併します。発生頻度は中耳炎や肺炎のようには高くはありませんが、肺炎とともに死亡の原因となり、注意を要します。発疹出現後2~6日頃に発症することが多く、髄液所見としては、単核球優位の中等度細胞増多を認め、蛋白レベルの中等度上昇、糖レベルは正常かやや増加します。麻疹そのものの症状の重症度と脳炎発症には相関は認められません。脳炎発症患者の約60%は完全に回復しますが、20~40%に中枢神経系の後遺症(精神発達遅滞、痙攣、行動異常、神経聾、片麻痺、対麻痺)を残し、致死率は約15%です。

(6)亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis:SSPE) :麻疹に罹患した後、7~10年で発症することのある中枢神経疾患です。知能障害、運動障害が徐々に進行し、ミオクローヌスなどの錐体・錐体外路症状を示します。発症から平均6~9カ月で死の転帰をとる、進行性の予後不良疾患です。麻疹ウイルスの中枢神経細胞における持続感染により生ずるとされますが、本態は未だ不明です。発生頻度は、麻疹罹患者10万例に1人とされています。

こういう合併症を起こすから怖いねんな。

合併症を起こすと死亡率も結構跳ね上がる。

で、「1990年4月2日以降に生まれた人の多くは免疫がある」から大丈夫って話やけど…

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麻疹(はしか)の集団感染 26歳以上の人が知っておきたい予防接種のこと

麻疹(はしか)の集団感染 26歳以上の人が知っておきたい予防接種のこと
どんな人が予防接種をを検討したほうが良いのだろうか?
■ワクチン接種1回の「空白地帯」は26歳~39歳

感染力が強いはしかは、手洗いやうがいだけでは予防ができず、ワクチンの予防接種が有効とされている。

はしかワクチンは、1978年から定期接種となり、子どもを対象に接種が進められてきたが、当初は1回だけの接種とされていた。しかし、実は、1度だけの接種では免疫がつかない人が5%未満存在することなどがわかっている。その時代に子ども時代を過ごした26歳より上(2016年時点)は、はしかに感染する可能性があり、「空白の世代」となっている。

はしかワクチンの2回接種制度は、2006年4月から、1歳児と小学校入学前の幼児を対象に行われるようになった。さらに、2007年に発生した10代〜20代の人を中心にしたはしかの流行を受けて、2008年度から2012年度の5年間に限っては、中学1年生と高校3年生相当年齢の人に追加で2回目のワクチンを接種する制度が導入された。

これに間に合わなかったのが、26歳以上の世代(1990年4月2日以前に生まれた人)だ。それより下の世代は、定期接種を予定通りに受けていれば、はしかを含むワクチンを2回接種していることになり、はしかの感染確率は低い。一方、40歳以上の世代は定期接種でワクチンを接種する機会がなかったが、多くの人が、はしかに自然感染しているため比較的リスクが低いという。

しかし、はしかの流行を受けて、26歳以上は予防接種を各自で受けることが推奨されている。厚生労働省は特に、医療従事者や学校・保育福祉関係者など、リスクが大きい人、海外渡航する人に対して、医師に相談して2度めの接種を検討するよう、呼びかけている。

今、26歳~39歳の人は、ワクチンの空白地帯やから要注意と。

個人的には、この空白地帯の人だけやなくて…

予防接種法改正の歴史

http://koyouhokenacchi2.com/gadacchi/p5.html
1976年に続く大規模な予防接種法改正は、1994年に行われました。

これは、被害を受けた子どもたちとその家族の、救済と安全な予防接種を願う、長い裁判の結果を受けたものでした。

その裁判とは、約150名の被害児とその家族が、1973年から東京、名古屋、大阪、福岡の裁判所に訴えたことから始まりました。

そして、30年後の1992年、東京高裁で敗訴した国が責任を認め、被害者に謝罪し、ほかの裁判でも原告の主張がほぼ認められたのです。

その直後の法改正では、個人を病気から守ることを重視し、接種を義務から努力義務として、ひとりひとりの子どもの健康状態を注意深く観察したうえで接種を行う個別接種をすすめること、親が判断しやすいように情報提供をすること、そして、法律の第一条に「健康被害の迅速な救済」が目的として加えられ、救済内容の充実も実現されました。

そして、このときに、インフルエンザについては、流行を抑えるというデータが十分でないことから、予防接種が法律からはずされ、任意接種となりました。

こっちの方が問題やと思うな。

1994年までは強制的にワクチン接種させてたのが、1994年以降は努力義務。

ほとんどがワクチン接種してるとはいえ、中にはワクチン接種してない人もおる。

日本のワクチン事情をご存じですか? - 独立行政法人国立病院機構 甲府病院
日本のワクチン事情は、年々変化しており、マスコミでも絶えずワクチンの話題が取り上げられています。

そんな報道を耳にして、皆さんは日本がワクチン先進国だと誤解していませんか??
一般の方にはほとんど知られていないことですが、専門家の間では、先進国である日本の予防接種制度は、先進国・中進国のなかでは最低レベルと言われています。

日本では2007年・2008年に大学生を中心に麻疹(はしか)が流行し、社会問題になりました。
しかし、日本以外に目を向けてみると、先進国はもちろん、南米大陸でも麻疹は撲滅された病気です。流行しているのは日本とアジア・アフリカの発展途上国ぐらいしかありません。

だから、こんな事になってると。

日本の予防接種制度は世界からも高く評価されてたのにねぇ。

(1)麻疹(はしか)
(2)百日咳
(3)ジフテリア
(4)破傷風
(5)風疹(三日ばしか)
(6)BCG(結核のワクチン)
(7)日本脳炎
(8)ポリオ(急性灰白髄炎)

これだけのワクチンが学校で強制的に予防接種されてたのに、これが全部努力義務になる。

確かに「副反応」は怖いけど、副反応が起る確率と、これらの病気が流行する事を天秤にかけたら、予防接種した方がはるかに安全やと思うんやけど。

「インバウンド」だの何だのって言うて海外から大量に人が入ってくる時代になったのに、日本国内は無防備やねんで。

こんな恐ろしい事はないやろ。

予防接種を反対する行為は、日本国民へのテロ行為に近いと思う。

まぁ、こういう人らの主張がますます通る時代になったし、今更、予防接種を義務化する事なんか不可能やけど。

やるとしたら、ワクチン接種してない人の入国を制限するとかになるんやろうけど、どこまでできるか分からんしねぇ。

これからの日本人は色々と感染症に悩まされる事になりそうですな。

何にしても、はしかが流行するのは、こういう背景があるって事は覚えておいて欲しいもんです。


ワクチンは怖くない











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