10代や10代未満の臓器が60代とか70代に移植されたりすると何とも言えん気持ちになったもんやけど、今回は全て10代や10代未満の子供に移植されるってのは良かった。
今後もこれを徹底して欲しいもんです。
6歳未満男児の臓器提供へ=8例目―移植ネット
日本臓器移植ネットワークは30日、東京都内の病院に入院していた6歳未満の男児が、臓器移植法に基づき、頭部外傷による脳死と判定され、家族が臓器提供を承諾したと発表した。移植ネットが公表した6歳未満からの提供は8例目。
男児は同日、脳死と判定され、7月1日に摘出手術を行う予定。心臓と肺は大阪大病院でそれぞれ別の10歳未満の女児に、肝臓は国立成育医療研究センター(東京)で10代の男性に、小腸は同センターで10歳未満の男児に、腎臓は都立小児総合医療センターで10代の男性に移植される見通し。
先月も10代未満の臓器提供があったけど、その時は…
10歳未満の女児が脳死 膵臓は40代女性
日本臓器移植ネットワークは14日、関東甲信越地方の病院に急性硬膜下血腫で入院していた6歳以上10歳未満の女児が同日午前9時1分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。法的脳死は534例目。家族が脳死判定と臓器提供を承諾した。心臓は大阪大病院で10歳未満の男児、肺は岡山大病院で10歳未満の女児、肝臓は国立成育医療研究センター(東京)で10代女性、膵臓は九州大病院で40代女性、片方の腎臓は新潟大病院で10代女性、もう片方の腎臓は東邦大医療センター大森病院(東京)で10歳未満の男児にそれぞれ移植。小腸は医学的理由で断念した。
膵臓が40代やもんなぁ。
まぁ、40代ならまだ納得もできるけど、60代とか70代って聞くと「何でやねん」って思う。
実際、それで提供者の遺族がショックを受けて…
腎臓提供者が20歳未満の場合、20歳未満の希望者に優先的に移植されるルール
日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)は9日、脳死判定を受けた10代の女性から、10代の男性に腎臓が移植されることになったと発表した。腎臓提供者が20歳未満の場合、20歳未満の希望者に優先的に移植されるルールが今年3月に始まって以来、初めて適用された。移植ネットによると、脳死と判定されたのは、大阪府の10歳以上15歳未満の女性。腎臓の提供を受ける10代の男性は、慢性腎不全で腎移植を希望していた。大阪大病院(大阪府吹田市)で移植手術を受ける。
腎臓の移植希望者は1万1888人(4月30日現在)おり、腎移植を受けるまでの平均待機期間は約14年8カ月になっている。これまでは、待機期間が長いほど移植を受けやすく、20歳未満の人から提供された腎臓が、高齢の希望者に提供されることが多かった。
医療現場では、子どもの腎臓が高齢の患者に移植されたと聞いて、提供者の遺族がショックを受ける場合もあったという。こうした意見を受けて厚生労働省の専門家委員会での議論を経て、3月から新しい選択基準が適用されていた。
今年の3月からは腎臓だけは20歳未満優先のルールができたけど、それ以外はまだ完全にルール化されてへんもんなぁ。
1日も早く全臓器で20歳未満の臓器は20歳未満に移植するルールをつくって欲しいもんです。
それにしても…
男児の両親のコメント
この日、男児の家族は同ネットを通じ、「いつも無邪気な笑顔で周りの皆を幸せにし、本当に愛されておりました。私たちの切なる願いは、この決断が移植待機中のご家族の苦しみを和らげ、希望となることです。そのご家族を笑顔にしうる息子を心から誇りに思います」との談話を発表した。
自分の臓器なら迷わず提供できるけど、6歳未満の我が子の臓器をこうやって提供できる親御さんってのは凄いの一言ですな。
頭では分かってても、まだ心臓が動いてて体も温かい我が子の臓器を取り出すってのは、色んな感情が混ざって踏ん切り付けるのも大変やったやろうに。
それで、こんなコメントまで出せるんやから、ほんま立派な両親ですな。
何にしても、20歳未満の子供が20歳未満の子供の臓器で救われるのは、感動もするし、ええ事やと思うけど、20歳未満の子供の臓器を70代に移植されたら、「そこまでして生きたいか?」とまで思ってしまうんで、今後はそういう事が起きんようにして欲しいもんです。
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