2月は何で28日か知らん人がおる…今日この頃。
/(°ё°)\ホェー
ひょんなことから、2月が28日しかないのは何でやっちゅう話になって…
オイラが、「今まで不思議に思ったことないんか?」って聞いたら、「そういうもんやと思ってた」って…
ちょっとは、不思議に思えっちゅうの。
知ってるからえらいとか、知らんからアホっちゅうことはないけど、「何でそうなる?」って思わんのは問題やでって説教が…
由\(@_+ )~※ウィー
素直なことはええことやけど、もうちょっと色んなことに関心持ったり、疑ったりすることも覚えんと妙なことに巻き込まれるで。
とにかく、「そういうもん」って思い込むっちゅうか、決めつけるのは危険やっちゅう話を延々として、結局教えるの忘れたからここで教えることに(笑)
今使われてる暦は、グレゴリオ暦。
グレゴリオ暦の基になってるのがユリウス暦。
ユリウス暦の基になってるのがローマ暦。
ローマ暦は「太陰暦」で、この頃の暦は、農耕をする為に利用されてたから、農耕をせん冬の間は暦がなかった。
だから3月から暦が始まって12月に暦が終わってた。
1月2月はなかったんやな。
今でもその名残があるのが、September、October、November、December。
9月、10月、11月、12月やのに何故か、7番目の月、8番目の月、9番目の月、10番目の月って意味になってる。
これは、3月から数えてるからなんやな。
で、3月を31日、4月を30日、5月を31日、6月を30日、7月を31日、8月を30日、9月を30日、10月を31日、11月を30日、12月を30日に決める。
これも諸説色々あるんやけど、まず1年を304日に決めて、61日は休みにして、暦を振り分ける時に、偶数を嫌ったから小の月を偶数番目の月にしたらしい。
10月は何でやねんっちゅう話は置いといて…
その後、ユリウス・カエサル(英語名:ジュリアス・シーザー)がローマの支配者になった時に、「太陽暦」を採用して、暦がない月があるのは嫌やっちゅうて1月、2月が出来る。
その時に、奇数月を31日、偶数月を30日したんやけど、そうすると1年366日になって1日多いからその1日を最終月の2月から取って、2月は29日になる。
31日の月から減らすっちゅう発想はなかったんかいな。
その時に、1年の始まりを1月に変えて、ついでに自分の産まれた月の7月に自分の名前をつけるねんな。
だから7月はジュリアス・シーザーから取って、「July」になっとるねん。
その後、アウグストゥスが初代ローマ皇帝になって、カエサルと同じ様に自分の産まれた月に自分の名前をつける。
8月が「August」なんはその為。
さらに、自分の産まれた月が少ないんは気にいらんっちゅうて、偶数月は30日やったのに8月を31日に変える。
そうすると31日の月が3ヶ月並ぶからっちゅうて、その後の月の並びをずらして9月が30日になって10月が31日、11月が30日、12月が31日になる。
それでも1日増えとるから、1年366日になって寸法が合わんから、2月から1日取って2月が28日になったと。
お前も、31日の月から減らすっちゅう発想はなかったんかいな(笑)
古代人の考えは分からん。
カエサルとアウグストゥスがおらんかったら、2月もこんな目にあってなかったやろな(笑)
それにしても2000年以上も、権力の名残があるっちゅうのはすごい話やな。
それだけ古代ローマは、すごかったっちゅうことですわ。
これを基に、1582年、ローマ教皇のグレゴリウス13世が暦を改正して、閏年のルールを作って今に至ると。
4年に1回閏年になるって思ってる人も多いけど、年数が100で割り切れて、かつ400では割り切れん年は閏年せんねんな。
この地球の公転を基に、閏年のルールを決めたんがグレゴリオ暦。
ちなみに日本でこれが採用されたんは1872年。
日本人やったら「西向く侍(にしむくさむらい)」って1度は聞いたことあるやろ。
このグレゴリオ暦が導入された時に、語呂合わせで覚えたんやろな。
2、4、6、9、十一で、十一は武士の士で侍な。
※これも諸説あって、グレゴリオ暦採用以前から日本には「大小暦」っちゅうのがあって、その頃から2、4、6、9、11は小の月やったっちゅう説もある。
明日使える無駄知識でした。
それにしても、この話って知らん人の方が多いんやろか?
これって、ガキにゃすごい気になる話やから、誰でも1度は疑問に思うはずなんやけど…
もっと「知的好奇心」っちゅうのを大事にして欲しいもんやな。
学校も、こういう人間の「知りたい」っちゅう欲求をくすぐる教え方をすりゃええねん。
「知る」っちゅうことは楽しいことなんやから、そういう風に教えりゃ「勉強嫌い」なんて出んと思うねんけどなぁ。
大人も「知る」っちゅうことを大事にして、「調べる」「考える」っちゅう癖をつけて欲しいもんです。
結果、分からんでも「考える」っちゅうことは、生きていく上で非常に重要な要素。
「知ってる」っちゅうことより、「知ろうとする」ことが大事やねんな。
特に、ガキの「どうして?」「何で?」は大事にしてやって欲しいもんです。
大人の「どちて坊や」は、うっとうしいけど…
コメント