明けすぎましたが、今年もよろしくお願いします。
m(_ _)m
オイラ今年は、前厄らしいねんけど、「厄年」の本来の意味は「役年」。
役職に就いたり、村の祭とかで何かの役が回って来る役回りの年っちゅう意味で、ようはやりたくない役が回ってきたって思う人が多かったんやろな。
で、その陰陽道の思想と神社と寺が融合して、いつのまにやら「嫌なことが起こる年」っちゅうのだけが残ったんやろな。
まぁ、人は怖い時ほど神仏に頼りたくなるからのぉ。
一種の霊感商法やな。
って、前に書いたか。
ちゅうことで、「前役」なんで何か(誰か)の「役」に立てるようにしよっと。
とりあえず、「やるやる詐欺」やったことを片付けるとするか。
「つっこみ」の再開とか、「日本神話」の続きとか…
日本神話は、国産み神産みの話が終わって三大神が誕生したとこまで書いたんやったな。
これ以降は、事実に基づいて書かれてると思う。
山陰地方や九州で鉄器の出土が多いこととか、出雲大社が実は空中神殿やったとか、中国地方や九州地方に高度な文明があったことは明らかになっとる。
神無月の話にしても、村の長とか部族の長を神に置き換えれば、1年に1回実りの秋に出雲に集まって会議するって考えたら辻褄が合う。
合議制を取り入れてたって考えたら、かなりの文明が古代出雲にあったことが分かる。
それもこれも現代のように発掘技術や、考古学が発達しとるから分かる話で、当時の人間は、分からんことは、神とか仏とか霊とか祟りとかで片付ける精神世界で生きとるし、情報を集める手段も技術もない。
それで伝承が、伝言ゲームになって民話とか、神話とか分かり易い形で伝わっとるんやろな。
で、そういう話をまとめたのが「日本書紀」であり「古事記」っちゅうことなんやろ。
で、「歴史は勝利者が作るもの」やから、大和朝廷(最近の学校では「大和朝廷」とは教えんらしい)の正当性、天皇の正当性と威厳を強調しながら編集したらああなったと。
アマテラスが、美化されとるのもそのせいっちゅうことですわ。
それにしても、個人的には、前に大化の改新の話の時に書いたけど、日本書紀以前の歴史書が読みたいねんなぁ。
蘇我入鹿の邸宅跡から、天皇記、国記の一部でも発見されたら…
それか、出雲大社にその手の文献はないんやろか?
どっちにしても、歴史書は何らかのバイアスがかかっとるから、読む時は作者の心情を探りながら読まんと変な方向に持っていかれる。
当然オイラの物語も、オイラのバイアスがかかってるわけで…
何かを「読む」時は、そういうことを心がけて欲しいもんです。
何にしても、どうやって日本ちゅう国家(大和朝廷)が誕生したのかが分かる資料は「日本書紀」と「古事記」しかないわけで、これを基に推理して、出土されたもので検証するっちゅうことしか出来ん。
まぁ、小難しい話はこれぐらいにして、日本っちゅう国家や初代天皇がどうやって誕生したのか、色々つっこみをいれながら書いてみたいと思います。
1ヶ月以上かかると思うけど「古事記」を読み返して、「それは違うやろ」「そういう見方もあるか」などなど、自分なりに考えてくれると幸いです。
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