流れ星を見ながら十三夜の月を眺めるってのも中々ないんで、ちょっと寒いけど今日は夜空を眺めて見る事をおすすめします。
2時頃がピークって事やから、それぐらいの時間なら十三夜の明かるさも邪魔にならんと思うし。
今夜、オリオン座流星群の活動がピークに 全国的に晴れて観測チャンス
今夜、オリオン座流星群の活動がピークを迎えます。日本列島は高気圧に覆われて広い範囲で晴れるため、ほとんどのエリアで流星観測ができそうです。
放射冷却が効いて気温がグッと下がるため、観測の際は防寒対策をしっかりと行うようにして下さい。
期待できる流れ星の数は?
★出現期間 10月2日~11月7日
★ピーク 10月22日2時
★母天体 ハレー彗星(1P/Halley)オリオン座流星群は毎年10月21日(日)頃に活動のピークを迎える流星群で、例年ピーク時には、観測条件のいい場所で1時間に15個程度、市街地近郊など空の明るい所でも1時間に5個程度の流星数が期待できます。
ただ、今年はピークの夜に満月前の明るい月が輝いているので、月が沈む22日未明頃までは空の条件のいい所でも期待できる流星数は1時間に5個程度となりそうです。
少しでも多くの流れ星がみたい方は、月明かりの影響がなくなる22日未明頃からの観測がオススメです。
長い流れ星を見るには?
流星群に属する流れ星は、「放射点」と呼ばれる天球上の一点から四方八方に流れますが、放射点の近くほど流れ星が多いということはありません。
添付の図の位置に流星群の放射点がある場合、①~③のエリアに流れ星が流れる確率は同じです。ただ、放射点から離れるほど長い流れ星が観測できるので、長い流れ星を見たい方は放射点からより遠いエリア(図の③)を見るのがオススメです。
また、今夜は満月前の明るい月が22日の未明頃まで輝いているため、放射点の位置は気にせずに、月を視界に入れないようにしながら、広い範囲をぼんやりと見るようにして下さい。
今夜、オリオン座流星群の活動がピークに 全国的に晴れて観測チャンスまた、オリオン座流星群の放射点の周りには、冬に見頃を迎える星座の一等星がぐるっと取り囲む様に輝いています。
これらの星は月明かりがあってもしっかりと見ることができるので、流れ星を待つ合間に賑やかに輝く冬の星々を楽しむのも良さそうです。
今日は「オリオン座流星群」だけやなくて…
星降る今宵は十三夜
「十三夜」の月も眺める事ができると。
十三夜とは?十三夜とは、昔使っていた月の満ち欠けをもとに1ヶ月の日付を決める太陽太陰暦(旧暦)の9月13日の夜を指し、この日に見える月は旧暦の8月15日(十五夜)に出る月(中秋の名月)と並ぶ名月とされています。
平安時代に中国から伝わったとされる十五夜の月を愛でる風習とは異なり、十三夜の少し欠けた月を愛でる風習は日本独特のものと言われています。
ではなぜ、満月でもない十三夜にお月見をする風習が日本で始まったのでしょうか?
これに関しては諸説あるものの、延喜(えんき)19年9月13日 (現在の暦では919年10月9日)に、当時の法皇が催した月の宴がきっかけとなったというのが、最も有力な説とされています。
また、十三夜の月は、十五夜の月(中秋の名月)とセットで呼ばれることも多く、旧暦8月の十五夜の月を「前の月」、9月の十三夜の月を「後(のち)の月」と呼んだり、2つの月を合わせて「二夜(ふたよ)の月」と呼ぶこともあります。
そして、片方しかお月見を行わないことを「片見月(かたみづき)」と呼んで、縁起の悪いものとされています。
十五夜のお月さんをを見て、十三夜のお月さんを見んと縁起悪いんや。
それは初めて知ったな。
という事で、十五夜を見た人は、十三夜も見ておきましょう。
何にしても、1年に何回もないし、たまにはゆっくり夜空を眺める事は、精神の安定にも良いと思うし、個人的に現代人に必要な行為やと思います。
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