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「ブラック企業マップ」が昨年末から話題に ブラック企業地図の運営者が思いを語る 「抑止力になれば」

厚労省が公表した分だけみたいやけど、こうやって可視化してくれるとインパクトあるわな。

厚労省の発表じゃ読む気にならんかもしれんけど、これなら覗く気になると思う。

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「ブラック企業マップ」で違法企業を見える化、運営者の思い「抑止力になれば」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190224-00009259-bengocom-soci
「ブラック企業マップ」(https://blackcorpmap.com/)が昨年末から話題になっている。厚生労働省が公表している「労働基準関係法令違反に係る公表事案」に掲載された企業を、日本地図上にドクロマークのピンを立ててマッピングし、可視化したウェブサイトだ。日本全国が、ドクロマークで覆い尽くされている現状を見て、衝撃を受けた人も少なくないだろう。

このサイトを運営しているのは、アラサーの男性、「社畜@ブラック企業マップ」さん(ツイッターアカウント名)だ。「社畜」さん自身も、いわゆるブラック企業に勤めていた経験がある。どんな思いでサイトをつくったのか。これまで、どのメディアにも取材に応じてこなかった「社畜」さんが、初めて告白した。

ブラック企業マップ

ブラック企業は厚労省が公表してるんやけど…

【ブラック企業】厚労省が労働関係法令に違反した社名334件を公表
「334件」っちゅうても、氷山の一角なんやろな。 <厚労省>書類送検“ブラック企業”334件 HPに初公表 10日に掲載されたのは昨年10月から今年3月までの計334件で、(1)企業・事業所名(2)所在地(3)公表日(4)違反した法律(5)...

これじゃ、確かに読む気にはなれんわな。

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社畜さん 『ここに載っているのは「氷山の一角」』

――ブラック企業マップ、なかなかの反響ですね。

2018年8月に公開しましたが、こんなにバズるとは思っていませんでした。このサイトは、見ていて明るい気分になれるようなものではないので、自分でも驚いています。

――ブラック企業マップが元にしている厚労省「労働基準関係法令違反に係る公表事案」は、労働基準監督署が取り締まりをおこなった企業のうち、送検された企業、また違法な長時間労働を繰り返したり、複数の事業所で過労死を発生させたりして都道府県労働局長から指導された企業がリスト化されています。なぜ、このリストを掲載基準として使っているのでしょうか?

2017年に初めて、厚労省がこのリストを公表したのですが、そのときに「厚労省公認のブラック企業リストか!?」と、ちょっと話題になったんです。そのころから、これを何らかのかたちで使いたいなと思っていました。

厚生省のリストは、社名、所在地、違反内容が記載されていてわかりやすいのですが、お役所仕事らしく、無味乾燥なPDFだし、更新のたびに新たなPDFとして出るので、これまでに掲載された企業を一覧で見ることができません。だからもっと一目で見やすいものにできないかなと考えたんです。

――内容的には、労働安全衛生法関係の違反事例が多数を占めていて、長時間労働や残業代不払いなどの事例は少ないですね。業種としては、建設業や製造業、運輸業が多く、飲食業はほとんど入っていません。

現在、1459件の事例が掲載されていますが(2019年2月17日時点)、ここに載っているのは「氷山の一角」だと思っています。実際、僕がこれまで勤めてきたブラック企業も、このリストには入っていないんですよね。そのことに僕自身も、もどかしさを感じています。でも、「この会社はブラック企業かどうか」と判断するときに、主観で決めてはいけない。客観的基準としては、まずはこのデータを元にするのが妥当だと考えました。

厚労省が発表した分だけなんやから、そりゃ「氷山の一角」やろな。

製造業とか建築業とか、「労災」を申請しやすいとこが厚労省のチェックに載ってるだけやから、飲食業とかは、よっぽどの事がないと載らんからねぇ。

独自で調査するのも難しいし、タレコミを載せるにしても裏を取るのが難しいし、これが限界やろな。

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社畜さん 「タレコミを読んで眠れなくなることも」

――ブラック企業マップに一度掲載した企業は、そのあと改善されたとしても削除はしないのでしょうか?

難しいところですよね。でも、本当に改善されたかどうかの判断は、僕にはできません。やはり恣意的な判断は避けたいので、削除もおこなっていません。

――「この会社を載せてほしい」というリクエストも多いのでは?

「うちの会社、こんなにひどいんです」というタレコミは、たくさん寄せられています。読んでいてつらくなって、眠れなくなることもありますよ。でもそうしたリクエストに応じていくと、やはり基準がブレてしまいますから。まずは労基署に申告して、問題を表面化してほしいです。

逆に、「この程度の違反でも載せるのか」という批判がくることもあります。たとえば、あるスーパーマーケットの「労働者が安全に通行するための通路を設けていなかった」という事案を掲載したときに少し叩かれたのですが、調べてみると、それが原因で死亡事故につながっていたんです。やはり、このリストに載るということは、それなりの理由があるケースが多いのではないかと思います。

――今後、ブラック企業マップをより実態に近いものにするためには、どんなデータがあればいいと思いますか?

たとえば、心療内科や精神科には、ブラック企業で悩む人のリアルな声が集まっているのではないでしょうか。僕もお世話になりましたし。

長時間労働や残業代不払いなどの労働基準法関連であれば、労基署に相談しようと思う人も多いでしょう。でも、パワハラやセクハラ、職場いじめなどの相談窓口としては、労働局や労基署の総合労働相談コーナーもありますが、やはり、クリニックで吐き出す人が多いのではないでしょうか。もし、そうした医療機関などから、何らかのデータが公表されれば、おもしろいと思います。

一度掲載された企業は削除されんのか。

まぁ、「改善した」って言うても、その裏を取るのも難しいもんなぁ。

結局は、厚労省の公表を可視化するのみって事ですな。

社畜さん 「ブラック企業への抑止力に」

――世の中のブラック企業に対して思うところは?

人間を社畜扱いするブラック企業なんて、この世からなくなればいいと思いますよ。経営者に「ネットで晒されるかもしれない」という危機感をもってもらい、少しでもブラック企業に対する抑止力になればいいと思って、このサイトを作りました。

それに、少しでもいいから、「もしかしたらこのサイトを作っているのは、うちの社員かもしれないぞ」というふうにも思わせたいです。僕が今まで取材を受けなかったのは、そういう思いもあったんです。

――劣悪な職場環境で、苦しい思いをしている人たちにメッセージをお願いします。

「ブラック企業なんか、さっさと辞めればいい」という人もいますが、僕はそんなふうに簡単には言えません。辞められるなら、みんな辞めてます。辞めたくても、生活がかかっているから辞められないんです。ただ、我慢しすぎると自分が潰れてしまうから、その前に逃げたほうがいいとは思います。そのためには、失業手当の受給要件の引き下げなど、働く側にとって「辞めやすい環境づくり」も必要かもしれません。

僕自身、早く次の仕事を見つけたいという気持ちもありますが、会社で働くことに対する恐怖心も、まだ消えていません。とりあえず、次もまた、ブラック企業で悩む人に役立つコンテンツを作りたいと計画しています。

「過労死」に「過労自殺」が相次いでるからなぁ。

厚労省が発表しても危機感は高まらんかったけど、こうやってドクロマークで可視化してくれたおかげで、世間が注目して、「ブラック企業」に注目が集まりゃ、これほど有意義な事もない。

ただ、サーバーが弱いんか、アクセスが集中し過ぎてるんか、ページがなかなか表示されんけど。

何にしても、「ブラック企業」の問題は、まだまだ根深いんで、死ぬ前にとりあえず労基署に駆け込むようにして欲しいもんです。











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