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特集ドラマ「ラジオ」を観て泣きながら色々考えさせられた

特集ドラマ「ラジオ」を観て泣きながら色々考えさせられた…今日この頃。

見逃した人はFC2動画にあったんで、それを観て下さい。


特集ドラマ「ラジオ」

これを観て、一番心が痛かったんは、瓦礫の受け入れに反対してる団体が「義援金を出した」みたいな事を言うシーンな。

こういう活動はしとらんけど、オイラも「それ」しかしとらん事には変らんわけで、何か妙に痛かった。

で、「瓦礫の受け入れ」の話やけど、瓦版でも何度か書いたけど、「放射能」うんぬんやなくて、産廃の利権のバラ巻きに繋がるから、瓦礫処理は地元でやるべきで、その方がカネも地元に落ちるし、雇用も生まれるんやから、その方がええと思ってたんやけど…

「瓦礫の受け入れ」ってそういう話やなかったんやな。

で、このドラマでも一番言いたかったんやろうと思う某ちゃんのブログなんやけど…


『本当に受け入れて欲しかったモノは』

父のお下がりで貰った大切な青いドラムはドラムと呼べる形ではなかった。

漁師の祖父が建てた立派な我が家は今じゃ更地。

祖母の嫁入りの際に持って来た着物は海で若布のように漂う。

来るはずもない山の上に妹の通信簿。

若かりし頃の母の写真から海の匂い。

全部ガレキって言うんだって。

全部ガレキって言われるんだって。

町は被災地と呼ばれた。

ただの高校生が被災者と呼ばれた。

あの子は思い出になった。

上を向いて歩こうと、見上げる空は虚無の青。

頬を伝う涙なんて、とっくの昔に枯れちゃった。

頑張るしかない。渇いた笑いが吹き抜ける。

ガレキの受け入れ反対?と TVで見たんだ妹と。

昨日までの宝物。今日は汚染物と罵られる。

子供を守れ?受け入れ反対?国も県も何してる?

ガレキと暮らす私達。

好きで流されたんじゃないのに…。

目から流れた涙は懐かしい海の味。

こんな悲しいモノを見るくらいなら、受け入れなんて最初から言わないで。

そんな簡単な問題じゃないだろと、ガレキの山が私を見下ろす。

私がもし非災県に住んでいて、私にもし子供がいたら同じ事を言っていたのかな。

ガレキの「受け入れ」

「受け入れる」のはガレキだけじゃないんだとふと思う。

私が本当に受け入れて欲しかったモノはガレキじゃなかったのかもしれないとふと思う。

少なくとも受け入れて欲しかったそのモノには放射能なんて付いていない、

心の奥にある清らかな優しいモノのはずだった。

そんな事を考えながら、絆の文字が浮かんでは泡のようにハジけた。

この中の「目から流れた涙は懐かしい海の味」が何とも言えん。

全てを流した憎い海。

そんな海と同じ味がする涙。

そんな海の味がする涙が、今度は「絆」って文字まで流したと。

何か、これを読んで結局何もできんただの「部外者」なんやなぁと改めて思った。

このブログが炎上したって話やけど、何もできん「部外者」は、せめて頑張る人の足を引っ張るような事だけはせんようにしようと、改めて思った今日この頃です。

まぁ「瓦礫」に対する思いは、気づかんかったけど、それでも、やっぱり瓦礫処理は地元でやった方が良いと思う。

放射能がどうたらって事やなくて、瓦礫処理には巨大な予算がついてくる。

「お金じゃない」って言うたところで、復興するにゃカネが必要なわけで、天から振ってくるのは待ってるよりも、目先にそんな大きなカネがぶら下がってるのに取らんのはもったいない。

全国のハイエナを喜ばすぐらいなら、少々時間をかけてでも、地元に落とすべきやと思うな。

まぁ、「瓦礫」を「穢れ」って言われた事に対する話やから、根本的に違う話なんやけど…

何にしても、ドラマ自体もよくできてるんで、一度観て下さい。


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