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有名大学の学生50%以上が間違う問題を解いてみた

有名大学の学生50%以上が間違う問題を解いてみた…今日この頃。
/(-_-)\ ウ~ン

何でも、ハーバードやプリンストン、マサチューセッツ工科大学の学生の50%以上が間違ったらしいんやけど…

どんな問題かっちゅうと…

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有名大学の学生50%以上が間違う問題


バットとボールはセットで1ドル10セントします。

バットはボールより1ドル高い。

ボールはいくらですか?

んっ!?
アメリカでも「ゆとり問題」があんのか?

って思ったんやけど、どうも違うみたいやな。

ちゅうか、昔、この問題やったことがあるような気がするけど、まぁええか。

で、連立方程式にしたら間違いようがないんやけど、大多数の人が自信満々に…


「ボールは10セント」

って答えるらしい。


バットはボールより1ドル高い。

って言うとるんやから、ボールが10セントやったら、バットは1ドル10セントになってまうがな。

そしたらセットで1ドル20セントになって、問題に合わん。

で、バットをXにしてボールをYにすると…


X+Y=1.1

X=Y+1

やから…


Y+1+Y=1.1

になって…


2Y=0.1

になるから、Yは0.05

「ボールは5セント」って簡単に出るはずなんやけど、これを間違うのが「人間の本質」なんやと。

(実は言いかけた(汗))

ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のダニエル・カーネマン教授によると…


不確かな状況に直面したとき、人間は情報を丹念に評価したり、関連のある統計データを調べたりしない。

代わりに、「知的ショートカット」に判断をゆだねるのだが、そのせいで、しばしば馬鹿げた判断を下すことになる。

このショートカットは、検討を速く行うというわけではなく、検討をまったくやめてしまうというものだ。

与えられた情報を「分析」したり、そこから導いた答えを「検証」したりせんと、直感的に、しかも自信満々に答えてまうと。

ようするに、人間は、不確かな状況に直面すると、思考停止して…

「これでいいのだ」

になるって事ですな。

政権交代した総選挙がまさにそれですわ。

で、後から文句を言う。

カーネマン教授によると…


カーネマン教授らが特定したさまざまなバイアスや盲点は、人間の愚かさの症状ではない。

それらは人間性の本質的な要素であり、長い進化を遂げてきた脳が持つ、避けがたい副作用といえる。

それが「人間」と。


人間の思考は理性的というにはほど遠く、習慣に頼ってばかりで、しかもそれはほとんどの場合、われわれを誤った方向へと導いている。

結局、人間は、こういう風に与えられた情報を整理したり、分析したりすることなく、直感的に答えて、検証することもなく、それが正しいと思い込む。

ようするに、自分で「意志決定」してるようで、実は、かなりの部分で「誘導」されとるねんな。

「ゆとり」の話かと思ったら、かなり深い、「人間の本質」っちゅう話やったわ。

まぁ、この問題は解けたけど、思い当たる節も多々あるんで、どんな時も常に「論理的」に考えられる「人間」でありたいと思う今日この頃です。

この問題を間違った人は、ちょっと自分の「考え方」を見直した方がいいかも。

それにしても、何度も、「自分の頭で考える」って事を提唱してきたけど、それが実は、人間の本質的にかなり難しい事やってんな。

えらそうな事言えんけど…

オレオレ詐欺なんか、あんなん引っかかるヤツが悪いって思うけど、あれも「人間の本質」なんやな。

あそこまで極端な話はないにしても、結構「誘導」されてる事はあるんかもな。

このバットとボールの問題も典型的な引っかけっちゅうか、誘導しとる問題やからなぁ。

意識して考えることをせんと、人間は簡単に誘導されると。

情報を「分析」して、そこから導いた答えを、本当に正しいのか「検証」する。

物事を考える上で「分析」と「検証」が如何に大事かって事ですな。

意識的にそうせんと、習慣やら先入観、思い込みで、間違った答えを導くようにできてるのが人間。

まぁ、そうやって「無謀な挑戦」をしてきたからこそ、今の人間社会があるんやから、一概に全てが悪いとも言えんけどな。

考え過ぎると、「石橋を叩いて渡らん」とか「石橋を叩きすぎて壊す」こともあるわけで、結局はその辺のバランスってことですな。


本質を見抜く考え方











人間の本能頭の体操
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