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人類は「料理」を覚えたことで、「ヒト」に進化したらしい

人類は「料理」を覚えたことで、「ヒト」に進化したらしい…今日この頃。
“Ωヾ( ̄o ̄)ヘェー

「サル」から「ヒト」へどうやって進化したかって色んな説があるんやけど、この「料理」っちゅうのは、スゴイ説得力がある。

今まで考えたこともなかったけど、言われてみれば、食べ物に火を通して食べるのは人類だけ。

「猫舌」って言うけど、全ての動物が熱い食べ物を食ったことがないから、全ての動物が「猫舌」。

人類も、熱い食べ物に慣れてるだけで、基本的に「猫舌」。

人類と動物の決定的な違いは、この食べ物を料理するか、生のまま食べるかやねんな。

で、その「火を通す」ってことが、進化にどういう影響を与えたかっちゅうと…

まず、「肉食」やったっちゅうのが大前提なんやけど、この「肉」っちゅう「たんぱく質」の塊を食べてたことが「脳」の発達を可能にしたと。

さらに、火を通すことで、たんぱく質が分解されて、吸収されやすくなったと。

このおかげで、口は小さくなって、アゴも小さくなって、胃、小腸、大腸と、消化、吸収に関係する器官が全て小さくなった。

小さくなったってことは、それだけエネルギー消費が減るってことで、そのおかげで、莫大なエネルギーを消費する「脳」にエネルギーを使うことができたと。

火を使うことを覚えて、料理を覚えたことで、人類はこの「脳」を手に入れたんやな。

何か、スゴイ納得した。

で、その頃の人類は、1日に10Km以上歩いてたから、太ることもなく、丁度良い摂取カロリーやったんやけど、現代人は、10Kmも歩かんし、火を通してるのに栄養過多やから「太る」っちゅう現象も手に入れてもうたと。

痩せたかったら、「生食」を食べた方良さそうやな(笑)

で、おもしろいのが、この「料理」を覚えたことで「婚姻」っちゅうのも生まれたっちゅう説な。

火を通す「料理」をするってことは、エサを取って来て疲れてるのに、さらに料理をせんと食べられへん。

ここで役割分担が確立して、オスとメスの結びつきを強くしたと。

男が「手料理」に弱いのは、そういう遺伝子があるってことか。

言われてみれば、ガキの頃って、デートで弁当を作って来てくれると「キュンッ」としたもんやけど、こういうことって言われると、スゴイ納得するわ。

「晩婚化」っちゅうのも、今の生活は「料理をしてくれる人」がおらんでも成り立つもんなぁ。

なるほど。

人が人である為には、「料理」が必要不可欠と。

「料理」は偉大ですな。

中々おもろい本を読んだ今日この頃です。

それにしても、火を通した柔らかいものを食べることで、食料が少なくても吸収がええから、人類は生き残ってこれたんやけど、現代人は、さらに柔らかいものを食べて、さらに栄養も豊富で、外敵に襲われる心配もなく、エサを取りに行く必要もないとくれば…

そりゃ、太るわな(笑)

それにしても、最初に「料理」を考えた人類に感謝ですわ。

これがなかったら、「人」っちゅうのは存在しとらんのやからなぁ。

動物にとって「火」は怖いもののはずやのに、よう手を出したわ。

何にしても、「食べる」ことは「生きる」ことそのものやからなぁ。

「料理」や「食生活」に絡んで「人間」とは何か、色々考えさせられた。

現代人は、一度、今の「食事」を見直した方がええんかもしれんな。


火の賜物―ヒトは料理で進化した











人間の本能
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