「電信棒(でんしんぼう)」が通じんらしい…今日この頃。
(= ̄▽ ̄=)
何か、岐阜地裁の裁判員裁判で、被告が「電信棒を殴った」って答えたら、その電信棒が通じんかったらしく、裁判官が何度も聞き返したんだとか。
で、傍聴席からも「何で分からないんだろう」ってざわざわしたんやと。
ちゅうか、初耳やったとしても、分かるやろ。
分からんかな?
そう言えば、オイラもガキの頃は、「電信棒」って言うてたなぁ。
今は、「電信柱(でんしんばしら)」を略して「電柱(でんちゅう)」としか言わんけど…
昔は、コンクリートやなくて木やったから、「電信棒」が正しかったんやろな。
東海、関西の方言っちゅう結論になってて、どこの田舎やねんっちゅう話になっとるけど、おそらく最初に電話線をひいた頃は、木の棒みたいな感じで、誰もが「電信棒」って言うてたんやと思う。
それが、電話線以外にも送電線もひかれるようになって、強度が足らんから、コンクリート製の柱に変って、電信柱になったっちゅうのが正解とちゃうんかね。
逆に言うと、「電信棒」が通じんとこの方が、電話線もひかれてへんかった田舎っちゅうことで…
と、「電信棒」を弁護してみた(笑)
それにしても、こういう近代に入ってから出来たもんでも通じん方言ってあるんやな。
考えてみりゃ、「マック」と「マクド」もそうか。
自転車が、チャリンコやったりケッタやったりするしなぁ。
他にも通じん方言っちゅうか、物の名前の言い方ってあります?
それにしても、「めっちゃ好きやねん」「てげぇ好き」「好きぢゃけん」「好いとぉよ」っちゅう「好き」を方言で言うCDが発売されるらしいんやけど、こういう需要があるっちゅうことは、方言って見直されとるんかな?
それはええ傾向ですわ。
方言を否定するってことは、自分の生まれた場所を否定することに繋がるしなぁ。
ちゅうか、「日本語」って一括りにされとるけど、昔は1つの国やなかったわけで、方言を否定するっちゅうことは、日本のルーツを否定することにも繋がる。
どこに行っても、通じんでも、方言を使って欲しいもんです。
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