ドラッグストアで買えるもんで造れるから、興味がありゃ造るわな。
日本の法律じゃ、興味本位で造ったり、爆発させても犯罪にはならんし。
仏テロ使用の爆薬「魔王の母」製造、少年を逮捕
高性能爆薬「過酸化アセトン(TATP)」を自宅で製造したなどとして、愛知県警は20日、名古屋市緑区の大学1年の少年(19)を爆発物取締罰則違反(製造など)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。過酸化アセトンはわずかな衝撃や摩擦、火花で爆発する威力の強い爆薬で、2015年11月のパリの同時テロでも使用された。インターネット上には製法を記したサイトがあり、原料の入手や製造も比較的容易で、欧米では「サタン(魔王)の母」とも呼ばれている。国内では、TATPの所持や製造容疑で、愛知県や岐阜県の男性が摘発されている。
過酸化アセトンは…
過酸化アセトンは比較的簡単に造れる
特徴アセトン、過酸化水素水、塩酸、硫酸などの、比較的日常的な物質から製造できる爆薬である。このため、アマチュア化学者や爆弾マニアによって合成されて事故が起こったり、時にはテロリストによって製造・使用されることがある。2005年のロンドン同時多発テロや、2015年11月13日のパリ同時多発テロ事件、2016年3月22日のブリュッセル連続テロ事件などでも使用された。簡単に作ることができ、殺傷能力の高い過酸化アセトンは、別名「サタン(魔王)の母」とも呼ばれる。
過酸化アセトン(以下、略称AP)はアマチュア爆弾愛好家により雷管(信管)として使用されることがある。APは、衝撃、炎、熱などを加えられると容易に爆発する。爆発させる時、少量でしかも非密閉下における場合の爆発は大きな炎の塊になるだけである(爆燃)。しかし、密閉下か、多量に存在した場合は炎を一切出さず、爆発する(爆轟)。威力はトラウズル値でTNTの70-80%ほどである。
過酸化アセトンにはいくつかの種類がある。二過酸化物(二量体)、三過酸化物(三量体)、そして四過酸化物(四量体)である。一般に低温の方が四過酸化物を生成しやすい。
アセトンと過酸化水素水、塩酸か硫酸がありゃ造れるわけで、アセトンと過酸化水素水は簡単に入手できるし、塩酸か硫酸も入手するのはそんなに難しくない。
アセトンがなけりゃ除光液で代用できるし、過酸化水素水がなけりゃオキシドールとかの消毒液で代用できる。
塩酸、硫酸もドラッグストアで買おうと思うと身分証明書が必要やけど、ネットで売ってるとこもあるからねぇ。
材料は簡単に揃うから、造ろうと思えば造るのは難しくない。
しかも、今回「爆発物取締罰則違反」で逮捕されてるけど、この法律は…
爆発物取締罰則
第一条 治安ヲ妨ケ又ハ人ノ身体財産ヲ害セントスルノ目的ヲ以テ爆発物ヲ使用シタル者及ヒ人ヲシテ之ヲ使用セシメタル者ハ死刑又ハ無期若クハ七年以上ノ懲役又ハ禁錮ニ処ス第六条 爆発物ヲ製造輸入所持シ又ハ注文ヲ為シタル者第一条ニ記載シタル犯罪ノ目的ニアラサルコトヲ証明スルコト能ハサル時ハ六月以上五年以下ノ懲役ニ処ス
こういうの明治にできた法律を現代仮名遣いに直して欲しいとこやけど、それは置いといて、要は、人に危害を加える目的で造ったやなかったら罰さんって言うとるねんな。
人に危害を加える目的やない事を証明する必要があるから、とりあえず逮捕されたんやろうけど、おそらく不起訴で終わるやろな。
結局、日本にはテロを未然に防ぐ為の法律がないんですな。
色々と困った話です。
何にしても、大学生が興味本位で造っただけなら問題はないやろうけど、テロの脅威は日本にもあるんで、こういうとこの法整備はしっかりしといて欲しいもんです。
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