それでは前回の続き。
辛抱たまらんようになったイザナギは黄泉の国へ行って…
イザナギ
「おぉ~い!!愛しのイザナミ~戻って来てくれぇ~」
なんか捨てられた男が追っかけて来たみたいやな。
(^m^) プププ
けど、イザナミは姿を見せんと戸口から…
イザナミ
「来てくれたんは嬉しいんやけど、チョット遅かったわ。ウチなぁ、もう黄泉の国の食べ物を食べてもうてん」
イザナギ
「なっ、なんやてぇ~!!」
黄泉の国の食べ物を食べたら現世には戻られへんねんなぁ。
イザナミ
「でもな、ウチもアンタと一緒に帰りたいから聞いてみるわ。チョット待っといて」
イザナギ
「おぉ、頼むわ」
イザナミ
「そんで一つだけ約束して欲しいんやけど、聞いてくれへん?」
イザナギ
「なんや?」
イザナミ
「今から黄泉の国の神さまに相談してくるから、その間絶対ウチの姿見んといて欲しいねん」
イザナギ
「分かった。チャッチャと聞いてきてや」
見るなと言われりゃ、見たくなるのが人情。
しかも一向に戻ってくる気配がないとなると…
覗くわな。
|_ ̄))ソォーッ
そしたら…
あの美しいイザナミに蛆虫はわいてるわ、頭からは大きな雷、胸には火の雷、腹には黒い雷、陰部には裂けるような雷、左手には若い雷、右手には土の雷、左足には鳴る雷、右足には跳ねる雷…
って、雷だらけやんけ。お前はラムちゃんかっ
それを見たイザナギはビビッて逃げ出すんやな。
イザナギ
「うっ!!うわぁ~!!」
イザナミ
「見ぃたぁなぁ~!!」
百年の恋も冷めるちゅうか…
終わった恋に幻想を抱くとこうなるっちゅうこっちゃ。
イザナギ
「おっ!!お前なんか嫁でも何でもないわ!!」
ついさっきまでは、死んでるのにも関わらず会いたかったくせに「見た目」が変わっただけでこの豹変ぶり…
ある意味男らしいわ。
( ̄ー+ ̄)ニヤリ
イザナミ
「なんやてぇ!!アンタ!ウチに恥かかしたな!!」
ちゅうて、1500もの化け物を動員して追いかけるねんな。
女を怒らせると恐い…
今日はここまで。
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