「節電」と「省エネ」の違いが分かってない人が多い…今日この頃。
/(-_-)\ ウ~ン
言葉だけ見りゃ、「節電」も「省エネ」もそんなに違いはないねんけど、今、求められてる「節電」は、「省エネ」とは関係ない。
どんだけ頑張ってもこんだけしか発電できんし、電気は貯められへんから、会社が動いてる時間、特に10時から16時は、足りんようになるかもしれんから、あんまり電気使わんといてなっちゅうのが、今言うとる「節電」。
なので、10時から16時以外は、電気は余ってるねん。
10時から16時以外の時間帯も同じだけ発電してるわけで、使わんかったら結局垂れ流すだけになる。
だから、10時から16時以外の時間帯は、気にせず使えば良い。
まぁ、「CO2削減」とか「省エネ」を言うなら、10時から16時以外の時間帯の「節電」も意味はあるけどな。
なので、寝るときにエアコン切って寝たり、夜に待機電力がどうのこうのでコンセントを抜いたりして、「節電に協力してる気になってる」ならやめた方が良い。
「節電」には、何の役にも立ってないから。
で、こんだけ「電気が足らん」って言われてても、実は夜は余ってたりするわけで、この余ってる分を回せりゃ、原発がなくても全然足りるんやけど、電気は貯めることができん。
電気は貯めることができんし、発電機を一旦止めると次に発電するのに時間がかかるから止められへん。
だから、一番多い電力量を24時間供給せなあかん。
これが発電の一番の問題点やねんな。
この辺を技術革新して、蓄電池の開発とか、発電所を細かく分散して、発電量をコントロールできるようにしたら…
エネルギーの無駄遣いもなくなるし、原発なんかなくても余裕で足りる。
そもそも、電気は、「オームの法則」で習ったと思うけど、送電線が長くなりゃ長くなるほど損失が多い。
なので、今みたいな1カ所で大きく発電するより、使うとこの近くに分散して、小さく発電するのをいっぱい作った方が損失が少ないねん。
しかも、発電時に使ったエネルギーの60%は「熱」として捨てなあかん。
これが各地域にあったら、この「熱」も有効利用できるのになぁ。
「脱原発」の前に、今の発電方法は、無駄が多過ぎるねんな。
何せ、電気を使う方はこの数十年で劇的に変化したけど、電気を作る方は、発電所が誕生して100年以上経つのに、根本的に何も変わっとらんのやから。
変わったのは、発電に使うエネルギーだけ。
とにかく、「節電」とか「脱原発」とか叫ばれてるけど、そういう時やからこそ、ちゃんと「電気」のことを知って、胡散臭い「節電」「脱原発」「エコ」に騙されんようにして欲しいもんです。
何か、「節電」に乗じた詐欺とか窃盗も増えとるらしいやん。
「節電器」をつけりゃ電気の使用量が減るとか、何とか言うヤツとか、節電の為にアンケートを取ってるとか言うて個人情報を聞き出したりとか…
それもこれも、『よく分からんけど「節電」するのは良いことらしい』って思ってるから騙されるねんな。
しかも、自分が「良いこと」やと思ってやってるから、他人がやらんと非難する。
ほんま、困ったもんです。
とにかく、「知らんから」騙されたり、偉い人が言うてるから間違いないって、そっちの方向に流されたりする。
しかも、それが「良いこと」やと言われりゃ尚更。
「節電」の意識を持つことや、「脱原発」は、結構なことやし、それ自体は否定せんけど、そういう流れに安易に乗らず、まずは、物事の仕組みを知って、何をどうすりゃ良いのか自分で考えることやな。
そういう土台がないと、結局は、そういう事の利権を欲しがってるヤツとかに利用される「多数決の票」になってまうだけ。
「世論操作」の的になるだけやねんな。
何にしても、良い機会なんで、「オームの法則」から勉強し直してみて下さい(笑)
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