現場作業員には、ほんまに頭が下がる。
東電によると、第1原発では約800人の作業員が保守点検などに従事していた。しかし相次ぐ爆発で、一時は50人を残して退避。17日午前の時点で約300人が残っている。
ニューヨークタイムズが、この50人を「最後の砦」って称賛してて、その50人は顔も名前も分からん嘆いてたわ。
で、増えたっちゅうても300人。
今日になってようやく、国民の生命と財産を守るのが最大の仕事の警察である警視庁が出動しとるけど、それもこれも…
◆ 米紙 混乱の原因は「政治指導力の欠如」
混乱を助長しとるのは、空き缶の政治指導力の欠如と。
「日本の指導部の欠陥が危機を深刻化」との見出しの記事は、計画停電実施に際して事前情報が少なく、市民の不安が増大したと指摘。1970年代の石油ショックでは、企業の計画停電が官僚主導で「整然と」実施されたのとは対照的に、今回は「菅直人首相や官僚は一切計画にタッチせず、東京電力に任せきり」で、被害拡大や国民の危険に関する情報の共有をめぐっても「指導力の欠如」を浮き彫りにしたとの見方を示した。
これが「政治主導」がスローガンの政権の実態なんですな。
で、何かあると「トウデンガー」と責任転嫁。
非常事態宣言をとっとと出して、政治主導で、警察でも消防でも自衛隊でも大量導入すりゃええのに、あくまで東電の下請けの現場作業員任せ。
やる事は人気取りのパフォーマンスのみ。
国民は、現場作業員の「使命感」っちゅうか、現場作業員の自発的な「心意気」に頼らなあかんっちゅう訳の分からん状態になっとるんですな。
「政治主導」やのに、こんな時に陣頭指揮執らないつ執るんやろな。
空き缶だけやなくて、民主党議員もこんな時に誰も顔が見えんけど…
支援物資にしたって、朝からずっと南相馬市の市長メディアで、「風評被害で入ってこない」って訴えとるけど…
自衛隊でも何でも使って、何で届けてやらんの?
「民間はやったらあかん」って言うといて、政府の対応がこれじゃ、民間が勝手に動くのも無理ないで。
こんな時に、原発だろうが被災地だろうが、現場の人間が頼りやったら、「国」とか「政府」とかいらんがな。
ほんま宣言通り、「宰相不幸社会」を実現しよったわ。
何にしても、自衛隊が空から放水しても事態は好転しとらん。
まぁ、空から放水すりゃ放射能の飛散は防げるし、一時的な効果はあるんやろうけど…
原発の安全性が確保されんことには、救援作業すらままならん。
リーダー不在で現場任せじゃ、いつ収束するのやら…
って書いてたら、柳腰のセンゴクが官房副長官に。
この人の得意技って「隠蔽」やったと思うけど…
情報統制して、いよいよ本格的に大本営発表になるんですな。
とにかく、30Km圏内は、屋内退避命令を出しとるのに、支援物資を届けとらんっちゅう訳の分からん状態になっとる。
これじゃ、完全に兵糧攻め。
30Km圏内周辺も、被曝を恐れてトラックが入ってきとらんらしいし…
政府は、何も動かんので、その周辺の自治体の判断で、何とか届けてあげて欲しいもんです。
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