赤信号を分かってて「行ける」と思うのが理解に苦しむんやけど、そういう故意の信号無視で人を殺しても執行猶予がつく。
大津の園児死亡事故は信号無視もなけりゃスピード違反もない。
これ以上、重くなる事はないって事ですな。
茅ケ崎の4人死傷事故 斉藤久美子被告に執行猶予判決
神奈川県茅ケ崎市で昨年5月、交差点に進入した車に歩行者らがはねられ、4人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪に問われた無職、斉藤久美子被告(91)=同市=の判決公判が横浜地裁(本間敏広裁判官)で開かれ、地裁は禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮3年10月)の判決を言い渡した。判決理由では、斉藤被告が赤信号を看過したまま交差点に進入したことから、「基本的な注意義務に違反し、1人に取り返しのつかない結果を生じさせ、3人を負傷させた」と刑事責任の重さを指摘。一方で量刑は、斉藤被告が反省の気持ちを示していることや、今後は運転しないと誓っていることなどから、執行猶予が相当と判断した。
判決によると、昨年5月28日午前10時55分ごろ、同市の国道交差点に赤信号で進入し、4人をはねて死傷させた。
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これ事故当時も取り上げたんやけど
「赤信号と分かっていたが、急いでいたので通過しようと思った。歩行者がいないのでいけると思った」
って言うとるのに「過失」ってのがおかしいねんな。
どう考えても殺人未遂からの殺人やと思うんやけど。
これが「過失」なら、包丁を振り回して歩いてて、誰かを傷つけたり死なせたりしても、「包丁が当たると思わなかった」って言えばそれで通る事になる。
ほんま、車が凶器やと罪が軽くなる社会ですな。
で、故意に信号無視をしても
斉藤久美子被告に禁錮3年 執行猶予5年(求刑禁錮3年10月)
執行猶予がつくと。
地裁は執行猶予をつけた理由として
「反省の気持ちを示し、今後は運転しないとして再発防止を誓っている」
反省してるからって事やけど、口では何とでも言えるからねぇ。
そもそも、求刑が3年10ヶ月やし。
ちゅうか、死亡事故でも不起訴になるケースが多いし、起訴されても初犯でよっぽど悪質な違反がない回切り執行猶予がつくのが相場やねんな。
これは故意の信号無視やから「悪質な違反」やと思うけど、それでもこうなる。
大津の園児死亡事故は結果は重大やけど、信号無視もなけりゃスピード違反もない。
下山真子は不起訴やろうし、新立文子は起訴されたとしても執行猶予がつくのがお約束の路線やねんな。
こういう車に甘い社会が交通事故を誘発してる側面もあると思うんやけど。
何にしても、国策として、車が凶器やと罪が軽くなるシステムが出来上がってるんで、何度も書いてるけど、車を凶器として定義して、運転免許を毒物や銃を取り扱うような資格に変更するべきですな。
そうすりゃ、あおり運転をするような奴も「運転不適格者」として免許を取り上げる事ができる。
とにかく、車を凶器として法律で定義するとこから始めて欲しいもんです。
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