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天皇家はサメの子孫?|日本神話(古事記)26

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それでは、前回の続き。

ウミサチ(ホデリ)とヤマサチ(ホオリ)の争いが終わって、しばらくするとトヨタマがやってきて…

トヨタマ
「あんた、うち妊娠したみたいやわ」
ヤマサチ
「ほんまか!!そりゃええこっちゃ」
トヨタマ
「うん。ほんで天つ神の子を海の中で生んだらあかんって思ってこっちに来てん。

もう生まれそうや」

急いで産屋を造り、その中に入ろうとした時にトヨタマが…

トヨタマ
「あんた、お願いがあんねん」
ヤマサチ
「なんや?」
トヨタマ
「海の国っちゅう異国に住む人間は、出産の時に元の姿になって生むねん」
ヤマサチ
「ほぉ」
トヨタマ
「うちも元の姿になって生むから、その姿を見んといて欲しいねん」

鶴の恩返しと一緒やな。

イザナギイザナミの喧嘩の時もあったけど、この手の「見るな」の話は、神話や民話で世界中にある。

何かのメッセージなんやろか?

けど、「見るな」って言われりゃ見たくなるのが人の性っちゅうもんで、ヤマサチも例外なく覗くわけで…

ヤマサチ
「うっ!うわぁ!!」

見るなと言われて、やっぱり覗いたヤマサチの目に映ったのは、なんと八尋(やひろ:10m以上)のサメの姿。

驚いたヤマサチは、恐くなって逃げ出す。

そりゃ、10m以上のサメがおりゃなぁ…(笑)

トヨタマ
「あっ、あんたぁ~!!

だから見るなって言うたのに…」

………

トヨタマ
(うちは、海の道を通って、あんたと会いにこの国を行き来しようと思ってたのに…

こんな恥ずかしい思いをしたら、もう来られへんわ。

さよなら…)

こうして、トヨタマは、海の道を塞ぎ、生まれたばかりの子供を残して、海の国に帰る。

この子供の名をナギサタケウガヤフキアエズ(波限建鵜葺草葺不合命)という。

海の国に帰ったトヨタマは…

トヨタマ
(あんた約束したのに、何で覗いたん?

うちはあんたが憎い…)

と覗いたヤマサチを恨むけど、やっぱりヤマサチが恋しいトヨタマは、妹のタマヨリ(玉依毘売)を呼んで…

トヨタマ
「タマヨリ、お願いがあるんやけど…

この手紙を届けて欲しいねん。

それと、うちの代わりにウガヤフキアエズを育て欲しいねん」

こうして、妹のタマヨリは、地上に行きウガヤフキアエズの育ての親となる。

手紙の内容は…


赤玉は 緒さへ光れど 白玉の 君が装し 貴くありけり

赤い玉は、それをつなぐ緒までも光って見えるが、白玉のような、あなたの姿は、とても清く貴い。

やっぱり、あんたが好きやねんっちゅうことなんやろな。

それに対してヤマサチが返歌を…


沖つ島 鴨著(ど)く島に 我が率(ゐ)寝し 妹は忘れじ 世のことごとに

沖の鳥や鴨がたくさんいる島で、私が添い寝をしたあなたのことは、一生忘れません。

逃げたけど、こっちも「やっぱ好きやねん」っちゅうことやな。

それからヤマサチは580年生き、高千穂の山の西に葬られた。

ヤマサチとトヨタマの子、ウガヤフキアエズは、育ての親のタマヨリと結婚し4人の子供をもうける。

イツセ(五瀬命)、イナヒ(稲冰命)、ミケヌ(御毛沼命)、ワカミケヌ(若御毛沼命)の4人のうちイナヒは、母のいる国に行き、ミケヌは、常世国へ行ってしまう。

この時のワカミケヌが、後のカムヤマトイワレビコ(神倭伊波礼比古命)、後の神武天皇となる。

めでたし、めでたし。

長男のイツセは、カムヤマトイワレビコと一緒に東征するねんな。

東征中に死ぬことになるけど…

それにしても、神武天皇の婆ちゃんはサメ。

オカンもサメの可能性が高いけど、書いてないから分からん。

何にしても、天皇家はサメの子孫っちゅうことやな(笑)

気になるのは、いつも末っ子が継いででるっちゅうこと。

古代は長子やなくて、末っ子やったみたいやな。

とにかく、長かった古事記上巻もこれで終わり。

いかがでした?

難しくて分かりづらい古事記やけど、日本人やったら知っとかなあかん話やと思う。

ちゅうか、代表的な神様の名前ぐらいは知っとかんと、何人やねんっちゅう話になるしな。

昔は絵本なんかもあったんやけど…

歴史的に正しいかどうかは疑問の残るとこやけど、当時の人間のDNAは受け継いでるはず。

当時の何を思い、何を伝えようとしたかを「日本人」として知っとかなあかんと思う。

自分の国のことも知らんのに、国際化とかグローバリゼーションなんて言うのは愚の骨頂やからな。

これを読んで、何かを感じてくれたら幸いです。


神武天皇はたしかに存在した ―神話と伝承を訪ねて

日本神話
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