日本は「にっぽん」か「にほん」か考えてみた…今日この頃。
/(-_-)\ ウ~ン
国会で、どっちの読みが正しいかっちゅうて、結局どっちでもええっちゅう結論になったんやけど…
「日本橋」が東京じゃ「にほんばし」で、大阪じゃ「にっぽんばし」やから方言のような気もするけど、個人的には、英語で「JAPAN」って表記するとこを見ると、「にっぽん」って読んでたんが主流やったと思う。
これも諸説色々ありすぎてアレなんやけど、「日本」を「じっぽん」って呼んでた時代があるとかないとか。
「日」の音読みは「にち」「じつ」なんやけど、「じつ」の方は漢読み。
漢字は中国から来とるし、当時の最大の外交国も中国。
そうなると対外的には分かり易く、「じつぽん」で「じっぽん」呼んでても不思議やないわな。
(1本が「ぽん」のように、前がタ行やと音便化して「ぽん」になる。)
この「じっぽん」がアルファベットになるのが、マルコポーロの東方見聞録が最初(何か他にあったっけ?)。
マルコ・ポーロは、「じっぽん」を「ジパン(グ)」って聞いて「zipang」って書いたんやろ。
グは、これは個人的な憶測なんやけど、香港の英語表記が「Hong Kong」ってなってるように、gは発音せんのとちゃうんかね。
で、対外的には「ジパン」が広まり、「JAPAN」になったと。
って思ってたら、当時の中国語で「日本国」を発音すると「ジーパングォ」やったらしく、マルコポーロはこれを聞いて「ジパング」にしたって説が有力らしい。
マルコポーロは、日本に来とらんしな。
この「ジーパングォ」でも分かるように「日本」だけやと「ジーパン」になるわけで、これが元で「JAPAN」になったと。
ちゅうことは、「JAPAN」は中国由来ってことで、「にほん」と「にっぽん」論争は完全に国内だけの問題ってことか。
振り出しに戻る…
で、最初から考えると、元々は、「日出ずる処 」から「日の本」になって「日本」。
これを単純に読むと「にちほん」やから、これが音便化して「にっぽん」って呼ぶのが自然。
「日」に「に」っちゅう読みはないんやし。
で、ちょっと調べてみたら、日本語にゃ子音の「H」の発音がなかったとか。
「H」の発音が定着するのは、江戸時代からなんやと。
さらに、仮名表記で促音・濁音の区別がなかったから、「にほん」と書いて「にっぽん」と呼んでたんやと。
こりゃ驚いた。
字は、「にほん」やけど「にっぽん」って呼んでたとは…
それで大阪の「日本橋」は「にっぽんばし」で、東京(江戸)の「日本橋」は「にほんばし」になるんかぁ。
これは辻褄があってる。
それまで「にほん」を「にっぽん」としか呼べんかったんが、「にほん」ってそのまま呼べるようになったと。
何か納得。
※Hの発音はなかったけど、Fの発音は室町時代の頃からあったらしく、「にふぉん」ちゅう呼び方はあったとか。
ちゅうことは、促音、濁音表記が平安時代からあったら、「にっぽん」で統一されてて、「H」の発音が平安時代からあったら、「にほん」に統一されてたと。
「にっぽん」と「にほん」に、こんな複雑な歴史があったとは…
結局、「にっぽん」が先で、後から「にほん」が出てきたってことやな。
字だけはあったけど…
それにしても、何気に使ってる言葉でも歴史を紐解く奥が深い。
ちゅうか、この年まで知らん自分に驚いたわ(汗)
何で誰も教えてくれんかったんやろ?(笑)
小中高大って16年も学校に行ったのに、何でこんなことを習ってへんのやろなぁ。
「日本語」やで。
まぁ、自分から聞きに行ってへんのも悪いんやけど…
こういうことは、もっと学校で教えるべきやと思うな。
まだまだ知らんことがようけあるやろし、普段から何気に使ってるから疑問に思わん。
誰かに言われな気付かんって。
英語教育もええけど、日本人なんやから「日本語」の教育にも力を入れて欲しいもんです。
コメント