内田正人前監督と井上奨前コーチの指示がなかったって事になると、宮川泰介選手の単独犯って事になるんですけど。
「証拠不十分」なら分かるけど、「指示なし」ってのは理解に苦しみますな。
日大・内田前監督ら立件見送りへ 警視庁、危険タックル指示なしと判断
日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、警視庁が、傷害罪で刑事告訴されていた日大の内田正人前監督と井上奨(つとむ)前コーチについて、宮川泰介選手に対し相手を負傷させる危険なタックルをするよう指示した事実は認められないと判断したことが12日、関係者への取材で分かった。警視庁は近く刑事告訴に基づき傷害容疑で2人を書類送検するが、東京地検立川支部は2人の立件を見送るとみられる。宮川選手については、試合の動画解析などから傷害の実行行為を認定し、書類送検する。ただ、関西学院大の被害者側から寛大な処分を求める嘆願書が出ており、地検支部はこうした状況を考慮して最終的な処分を決定するとみられる。日大の第三者委員会と関東学生アメリカンフットボール連盟規律委は宮川選手の証言などを基に、内田氏らによる危険なタックルの指示があったとしていた。
アメフットのタックルなどスポーツ上の行為は、ルール内であれば正当な業務による行為とされ、相手が負傷しても違法性はない。捜査では、宮川選手に対して「相手を潰せ」などとした指示内容が、正当業務行為の範囲を超えていたかが焦点となった。
警視庁は捜査1課の殺人事件担当や課内のアメフット経験者、競技場を管轄する調布署員らからなる特別捜査チームを編成。アメフット部の関係者や競技の専門家ら約200人から事情聴取したほか、試合を複数の角度から撮影した動画を解析。記者会見などでの関係者の発言についても裏付け捜査を行った。
その結果、宮川選手に対し、2人が相手にけがをさせるよう仕向けた言動は確認されなかった。「潰せ」という言葉も「強いタックル」などの意味で一般的に使われており、ルールを逸脱し、相手を負傷させることを意図したものとはいえないと判断した。
宮川選手は記者会見などで「けがをさせるのが目的で、監督やコーチの指示だった」と説明。内田氏らは「反則やけがをさせることを意図した指示はしていない」と否定していた。
内田正人の言葉を借りるなら「(立件)やらなきゃ意味ないよ」って話なんやけど、誰がどう見ても指示はあったし、日大の第三者委員会も関東学生アメリカンフットボール連盟も指示はあったと認めてる。
何で警視庁は「指示はなかった」って判断になる?
ひょっとして…
警察官採用ランキングは2位を大きく引き離し日大が毎年1位
警察官採用ランキングは、「大学ランキング」誌が掲載を始めた2006年から、日本大がトップを続けている。採用者数は150~200人で推移しており、毎年、2位以下を大きく引き離している。警察官には巨大な日大ネットワークが築かれていることになる。学部別に採用数をみると、法学部が圧倒的に強い。2016年春の卒業生は、警視庁に31人、神奈川県警に7人が採用されている。同学部の公務員講座には、3年生を対象とした「警察官・消防官直前コース」が設置されていて、採用試験に出題される教養科目のポイントを学び、予想問題に徹底的に取り組み、模擬試験も受ける。法学部以外では、文理学部で17人、商学部、生物資源科学部でそれぞれ10人が警視庁に採用された。
日大は2016年に危機管理学部を開設した。「社会の安全を脅かすあらゆるリスクを研究対象」としており、専任教員の経歴を見ると、埼玉県警察本部長、山梨県警察本部長、内閣情報調査室内閣参事官、公安調査庁調査第二部第二課長などが並び、かなり骨太だ。同学部は就職先の想定として「警察官」を掲げており、警察官採用者数ランキングでは、しばらく日大の天下が続きそうだ。
この警察官採用ランキングで圧倒的に日大が多いってのが影響しとんのかね。
まぁ、身内に甘い警察ならありそうな話やけど、もしそうならどうしようもない話ですな。
警察はどこまでも腐ってると。
何にしても、「指示なし」で立件見送りってのはあり得んので、立件が見送られたら検察審査会に頑張って欲しいもんです。
コメント