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岩田健太郎教授の告発動画に対して岩田教授をダイヤモンド・プリンセスに誘った高山義浩厚労省技術参与がFacebookで説明

高山先生の話も分かるんやけど、「正しいだけでは組織は動きません」ってのは何か引っかかるな。

平時ではその考えは重要やし、それでええと思うんやけど、有事は正確に早くが重要やと思うんやけど。

色々と調整してからやないと組織は動かんって言うてたら、どこぞの国が攻めてきたりしたら何にも出来んやん。

結果的に感染拡大させてるわけやし。

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高山義浩厚労省技術参与のプロフィール

高山義浩厚労省技術参与のプロフィール

高山義浩 | HuffPost
福岡県生まれ。東京大学医学部保健学科卒業後、フリーライターとして世界の貧困と紛争をテーマに取材を重ねる。山口大学医学部医学科卒業後、国立病院九州医療センター、九州大学病院、佐久総合病院、厚生労働省などを経て、現在は沖縄県立中部病院において感染症診療に従事。また、同院に地域ケア科を立ち上げ、在宅緩和ケアに取り組んでいる。日本医師会総合政策研究機構非常勤研究員、沖縄県地域包括ケアシステム推進会議部会長。著書として、『アジアスケッチ 目撃される文明・宗教・民族』(白馬社、2001年)、『ホワイトボックス 病院医療の現場から』(産経新聞出版、2008年)、『地域医療と暮らしのゆくえ 超高齢社会をともに生きる』(医学書院、2016年)など多数。
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高山義浩厚労省技術参与

自己紹介
沖縄県において感染症医と在宅医、ときどき行政医をしています。なお、面識ない方からの友達申請については承認しておりません。お許しください。また、ヘイト表現をコメントした方は予告なしにブロックしています。

厚生労働省 技術参与
勤務先: 沖縄県立中部病院
以前の勤務先: 厚生労働省
以前の勤務先: 沖縄県立中部病院
以前の勤務先: 厚生労働省
以前の職業: 佐久総合病院の医師
長崎大学 国際保健学分野に在学中
出身校: 山口大学 医学科
出身校: University of Tokyo 医学部
沖縄県 中頭郡在住
福岡市出身

で、この高山先生がFacebookで

新型コロナ 岩田健太郎教授の告発動画が話題に 「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機」「アフリカより悪い」
ダイヤモンド・プリンセスに感染症の専門家が1人もおらず、厚労相の役人がふんぞり返ってたと。 そりゃ船内パンデミックを起こすわな。 そもそも、貴重なデータ収集場やのに何で感染症の専門家を追い出すかね。 ここでデータ収集しときゃ国内での感染拡大

この岩田教授がダイヤモンド・プリンセスを下船した経緯をFacebookで説明してるんやけど

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高山義浩厚労省技術参与がFacebookで経緯を説明

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流石は調整能力に長けた官僚のコメントだけあって凄い分かりやすいし、人柄が滲み出てて読みやすいし、なるほどとも思うんやけど、個人的に引っかかったのは

現場は乗客の下船に向けたオペレーションの最中であって、限られた人員で頑張っているところだったからです。そうしたなか、いきなり指導を始めてしまうと、岩田先生が煙たがられてしまって、活動が続けられなくなることを危惧したのです。まあ、クルーズ船とは特殊な空間ですし、ちょっと見まわしたぐらいでアドバイスできるものではないとも思ってました。

もちろん、岩田先生の豊富な経験を否定するものではありません。ただ、DMATや自衛隊、検疫所など多様な組織が重層的に活動している特殊な環境ですから、まずは慣れていただくことを優先するよう私は求めたのです。

>「分かりました」と言って現場に行きました。

というわけで、岩田先生は約束してくださいました。

>DMATのチーフのドクターと話をして、そうすると「お前にDMATの仕事は何も期待していない、どうせ専門じゃないし、お前は感染の仕事だろう、感染の仕事やるべきだ」という風に助言をいただきました。

これ事実です。岩田先生は、これで自分は感染対策についての活動ができるようになったと理解されました。ただ、船には、DMATのみならず、厚労省も、自衛隊も、何より船長をはじめとした船会社など、多くの意思決定プロセスがあります。その複雑さを理解されず、私との約束を反故にされました。せめて、私に電話で相談いただければ良かったんですが、そのまま感染対策のアドバイスを各方面に初めてしまわれたようです。

結果的に何が起きたか・・・、現場が困惑してしまって、あの方がいると仕事ができないということで、下船させられてしまったという経緯です。もちろん、岩田先生の感染症医としてのアドバイスは、おおむね妥当だったろうと思います。ただ、正しいだけでは組織は動きません。とくに、危機管理の最中にあっては、信頼されることが何より大切です。

「岩田教授の指摘は正しいけど、正しいだけじゃ組織は動かん。危機管理の最中では信頼が大事」ってのがどうにも引っかかる。

確かに平時でこれをやられると現場が混乱して組織が崩壊するんで、こういう人は出ていってもらった方がええんやけど、有事の時に「信頼されることが何より大切」なんか言うてる場合やないと思うんやけど。

「正しいだけでは組織は動きません」やなくて、正しい事を早く実施出来るように組織を改変して、正しい事を言う人の元に一本化するべきなんとちゃう?

まぁ、不平不満が出て現場の作業能力が落ちるってのも分からんでもないけど、色々と調整して「これで行きましょう」って結論が出るまで相手が待ってくれるならそれが最善かもしれんけど、刻一刻と感染が拡大してるのにそんな悠長な事を言うてられんやん。

こういうとこが有事の際の対応や前例のない時の対応に現れてるねんな。

だから、日本は平時では優秀な官僚の事務処理能力で何とでもなるけど、有事の際に脆い。

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高山義浩厚労省技術参与の総括

私なりに感じたことを述べました。見解の相違もあれば、私が間違っているところもあるでしょう。ぜひ、ご指摘ください。ともあれ、私は岩田先生の「志」を否定するつもりはありません。クルーズ船の対応についても教訓としていけるよう、きちんと検証して活かしていくべきです。

そもそも、こんなことは初めての取り組みです。失敗がないわけがありません。それを隠蔽するようなことがあれば、それは協力してくださった乗客の皆さん、仕事を放棄しなかった乗員の方々、自衛隊の隊員さんたち、そして全国から参集してくれた医療従事者の方々を裏切ることになります。

ただ、いま私たちの国は新興感染症に直面しており、このまま封じ込められるか、あるいは全国的な流行に移行していくか、重要な局面にあります。残念ながら、日本人は、危機に直面したときほど、危機そのものを直視せず、誰かを批判することに熱中し、責任論に没頭してしまう傾向があると感じています。不安と疑念が交錯するときだからこそ、一致団結していかなければと思っています。

前例が出来るとそれを元にマニュアルをつくって、対応出来るとこが日本の官僚なんやけど、結局は「危機管理」って面では組織論を重要視するあまりに後手後手の対応になって、結果的にこうなってる。

これを教訓にして新たな感染症対策は出来るんやろうけど、また違う新たな危機が来ると後手後手になってしまう。

なので、これを教訓にするなら、有事の際の指揮命令系統の有り方ってのを見直して、有事の際に動ける特別な組織をつくるようにして欲しいもんです。

そもそも、「政治主導」って言うなら政治家がちゃんとするべきなんやけど、政治家はあの調子やからねぇ。

やっぱり、この国は優秀な官僚によって成り立つんで、どうにか頑張って欲しいもんです。

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