珍しく求刑通りの満額判決ですな。
そもそも、求刑が軽すぎるんやけど、裁判員も辛かったやろな。
<狭山虐待死>裁判員経験者ら「かわいそう」「懲役13年どうかと」
藤本彩香被告の裁判に参加した補充裁判員を含む裁判員経験者8人のうち裁判員経験者の男女3人が15日、さいたま地裁で記者会見し、「児童虐待がなくなれば…」と考え抜いた末に出した判決の理由を語った。子どもがいるという40代男性は「とても難しい事件だった」と裁判を振り返る。「私にも子どもがいるが、虐待は理解できない」とした上で、「(世間では)児童虐待が多い。もっと(報道で)取り上げてもらって事件が少なくなればいい。虐待が起きる前にどうにか防ぐことができないのかな」と感想を述べた。
30代女性は、法廷で見た藤本被告について「若くて幼い普通の女の子。報道で見ていたのとは違った」と印象を話す。このような児童虐待事件を防ぎたいと願うが、「たとえ子どもの(泣き叫ぶ)声を聞いても、それぞれの家庭に事情があり、実際に通報できるかと言えば、できない。警察か、児童相談所か、どこに言えばいいのかも分からない。こういうときにどこに通報するのか、もっと分かりやすくなればいい」と話した。
別の30代女性は「本当に重い事件。このような事件は、もっと重い刑になるんだと思っていた。(懲役)13年はどうなんだろうと思う」と量刑に疑問を投げ掛ける。自身に子どもはいないが、小学生のめいが2人いるという。女性は「なぜ羽月ちゃんにペット以下の扱いができたのか、毎日考えた。本当にかわいそう。これからおしゃれして、友達や彼氏をつくって、結婚して子どもを産んで、という人生が待っていたはず。それが実の親に奪われてしまったのは、あってはならないこと」と悲しんだ。
13年が短いと思ったら、求刑から割り増しする事もできるんやけどなぁ。
滅多にないけど…
本職の裁判官が止めたんかもな。
ちゅうか、顔に熱湯かけて、真冬に冷水浴びせて放置すりゃ、どう考えても死ぬわけで、これは完全に「未必の故意」の殺人。
保護責任者遺棄致死やなくて殺人で裁くべきやってんって。
そうすりゃ死刑も求刑できたのに…
5/13にも書いてるけど…
どう考えても罪と罰が釣り合ってない。
ちゅうか、24歳で13年でじゃ満額で出所しても37歳。
こういうのは繁殖能力が高いから、また不幸な子供ができるかもしれん。
せめて、避妊手術だけは受けさせて欲しいもんです。
それにしても…
大河原優樹被告は懲役12年6ヶ月
埼玉県狭山市で昨年1月、藤本羽月ちゃん=当時(3)=が顔にやけどを負わされたまま放置され死亡した虐待事件で、保護責任者遺棄致死や傷害などの罪に問われた、無職大河原優樹被告(26)の裁判員裁判の判決公判が25日、さいたま地裁で行われた。高山光明裁判長は「無慈悲かつ卑劣」と懲役12年6月(求刑・同13年)を言い渡した。傷害罪は「犯人性が証明されていない」として無罪を認定した。
男の方は求刑13年で判決は12年6ヶ月と6ヶ月割引いとるんやけど、それに比べて満額って事は、それだけ実の母親の方が悪質って事なんやろな。
何にしても、家庭内の事件って事なんか何か知らんけど、どうにも虐待死の判決が軽くなるようになってる。
「少子化、少子化」ってやいやい言うなら、まずはこういうとこの意識を変えていくべきやと思うな。
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