「なぜ戦争は起きるのか?」を考えてみた…今日この頃。
/(-_-)\ ウ~ン
毎年、この時期になると戦争の悲劇を流して、「これだけ悲惨だから戦争はやめましょう」って言うけど…
「戦争反対」だの「過ちは二度と繰り返しません」だのを、お題目のように唱えたところで、戦争はなくならん。
思考停止に陥ってるだけ。
歴史の授業にしたって、戦争が起きた事実だけを覚えさせられて、何で戦争になったかっちゅう背景を勉強することはない。
人類の歴史は、戦争の歴史やのに、「戦争」についてあまりにもしろうとせん。
「戦争」を起こさんようにするにゃ、もっと「戦争」について知る必要があると思う。
「憎しみの連鎖」っちゅう感情論とか、民族とか宗教のイデオロギーの対立とかが、戦争の原因とされるけど、そんなことで何十万、何百万っちゅう人間が戦うんやろか?
犠牲を払うからにゃ、見返りがないといかんわけで、報復感情が満たされるとか、主張を認めさせるとか、そういう「満足感」だけが報酬やと人は動かんと思う。
有史以来、ずっと戦争しとるけど、その全てに共通するのが「経済行為」なんやと思う。
痩せた土地で暮らしてる人間が、豊かな土地を攻めるのも経済行為やし、資源がない国が、資源のある国を攻めるのも経済行為。
先の大戦なんかは、色々大義名分はあるけど、もろ経済行為で、本質は不況(デフレ)からの脱却。
戦争が、文明を発達させてきたっちゅう事実を考えりゃ、戦争は、新技術の品評会で、ビジネスチャンスやったんやな。
この「戦争が嫌いな人のための戦争学」によると…
「15歳から25歳の若者が全人口に占める比率で15%を超えると、その国は戦争をする」
ちゅう結論を出してるけど、これも失業対策っちゅう経済行為。
この数字が、なかなかおもろくて、先の大戦の日本、ドイツ、イタリアがこれに当てはまって、今戦争が頻発してる中東は、サウジアラビアを除いて、全てこれにあてはまる。
日本周辺も、日本を除いて、全てこれに当てはまってるんやけど…
何にしても、「戦争は悪い」「平和は良い」っちゅうとこで止まらんと、もっと深く「戦争」を知ることが「戦争」をなくすことにつながる。
なので、もっと、「なぜ戦争は起きるのか?」って事を考えるべきやと思う。
良いか悪いかは別にして、究極的に戦争を止めるにゃ、信長が目指して、家康が完成させた、圧倒的な経済力と武力による一極支配。
逆らうのが無駄やと思ったら、従って飯が食えりゃ、その方がええからな。
何にしても、「戦争は悪い」って言うたところで、「悪い」理由のほとんどが人が死ぬってこと。
「人が死ぬから悪い」っちゅうなら、年間1500万人以上もの餓死者が出てる状況はどうなんや?
その貧困から抜け出す為に戦うのも戦争の大きな理由。
それに事故死にしろ、病死にしろ、老衰にしろ、人はいつか必ず死ぬ。
「人が死ぬから悪い」じゃ、戦争は止まらんやろな。
今の世界情勢は、アメリカの一極支配が崩れつつあって、いつ大きな戦争が起きても不思議やない。
今のようにセンチメンタルに感傷的に戦争を考えるんやなくて、もっと深く多角的に戦争を考えるべき。
そろそろお涙頂戴の戦争論から一歩踏み出して欲しいもんです。
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