ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝの歌詞のﾍﾟｰｼﾞのｱｸｾｽが異常に増えてる…今日この頃。
/(°ё°)＼ﾎｪｰ
2年前に虐めで自殺する人が増えてた頃、教育特番見てたら、ふと「ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝ」を思い出してこの時に
「ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝの歌詞は深い」って、日記に書いたんやけど、何で今頃ｱｸｾｽ増えとるんやろ？
ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝに何があったんや？
って、ﾈｯﾄで調べたら月曜の「深ｲｲ話」っちゅうTV番組でその話をやってたんやって。
そんな番組やってる事すら知らんかった。
(;^_^Aﾌｷﾌｷ
それで、今週異常に増えとるんか。
納得。
うちで紹介した時も大反響やったから、そりゃ5万円貰えるわな。
ちゅうか、意外に「深い」って事を知らん人が多かったっちゅうことか。
歌ってるはずやのに、案外気付いてないんやな。
で、そのｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝがらみでﾈｯﾄｻｰﾌｨﾝしてたら誕生秘話みたいなんが見つかって…
これも、なかなか深い話ですわ。
そもそも「ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝ」は子供向けに作ったんやないそうですわ。
元々、大人向けやったのをｷｬﾗｸﾀｰを可愛くして、子供向けにしたんやと。
どうりでなぁ。
何の為に生まれて
何をして生きるのか
って言われても、子供にゃ何のこっちゃ分からんわな。
で、ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝを書くのが昭和43年らしいんやけど、この頃はｳﾙﾄﾗﾏﾝやら仮面ﾗｲﾀﾞｰのﾋｰﾛｰ全盛期。
ちなみにｵｲﾗも昭和43年生まれ。
その頃のﾋｰﾛｰもんを見て、戦争体験者のやなせさんは…
「本当の正義のﾋｰﾛｰは、こんな格好いいものじゃない」
と、感じたんやって。
それで、幼い頃疎開先から戻る途中で、日が暮れて腹が減って、心細かった時に、偶然知り合いのおじさんが目の前を通って、ｱﾝﾊﾟﾝを買ってくれた時の事を思い出し…
そのｱﾝﾊﾟﾝほど美味しかった物はないっちゅうて、「正義のﾋｰﾛｰはひもじい人を助けなあかん」って思ったんやと。
それで、ｱﾝﾊﾟﾝみたいな顔の人が空腹の人にｱﾝﾊﾟﾝを届けるだけのｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝが誕生する。
その後、人間やなくてｱﾝﾊﾟﾝ自身が飛んで行った方がおもしろいって事になって自分の頭を食べさせるｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝになったんやと。
それがさらに変化して、今の子供向けに変わって行ったそうですわ。
自分の頭を食べさせる。
歌詞にも表れてる「自己犠牲」がｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝのﾃｰﾏなんやな。
それと、やなせさんのこんなｺﾒﾝﾄも紹介されてたんやけど…
正義を行おうとする時には、本人が傷つくことなしに助けることはできません。
覚悟が必要です。
例えば、線路に落ちた人を助けようと線路に飛び降りれば、自分も死ぬかもしれない。
実際に亡くなった人もいますよね。
なぜ死んだ？
正しいことをしたからです。
何もしないで傍観していれば、死なずにすんだ。
正しいことをするには覚悟が必要。
ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝは自分の顔をちぎって食べさせる。
自己犠牲をして助けているわけです。
しかも、顔をちぎったらすごく弱くなる。
我々も弱いですよ。
弱いけれど、どうしてもやらなければならないことがある。
この話をあの時に、調べときゃ良かった…
こういう裏側を知れば、ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝもまた違って見えるやろな。
正義のﾋｰﾛｰやのに、顔が濡れるだけで弱くなる。
みんなに助けてもらって、「悪」をやっつける。
その「悪」も追い返すだけ。
「善」の象徴のｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝも、「悪」の象徴のﾊﾞｲｷﾝﾏﾝ、「欲望」の象徴のﾄﾞｷﾝちゃんも、全部人の「心」の中にある。
全部含めて一つの人間。
「どうやってその矛盾と折り合いをつけて生きていくか」っちゅうﾒｯｾｰｼﾞなんかもな。
ちゅうことは、本当の主人公はﾛｰﾙﾊﾟﾝﾅちゃんか？
実に深い…
子供は何が楽しくて見てるんやろ？
子供は何を思って、ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝのﾏｰﾁ歌ってるんやろ？
お子さんをお持ちの方、是非教えて下さい。
それにしても、ﾋｰﾛｰもんの理念は「勧善懲悪」。
日本人は、時代劇でもそうやけど、この「勧善懲悪」が好き。
けど、ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝは、子供向けとはいえ、悪い事ばかりするﾊﾞｲｷﾝﾏﾝも、自分の欲望に素直で、ﾜｶﾞﾏﾏなﾄﾞｷﾝちゃんも憎めんように作られてる。
子供は、これを見て何を思うんやろな。
まぁ、大人にとっても難しい「課題」を子供に問うても答えは出せんやろうけど…
ｽﾄｰﾘｰを楽しんでるだけなんやろうけど、知らず知らずのうちにこの精神は刷り込まれて行くんやろな。
ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝの躾のDVDも売れてるのを見ても、子供には影響力があるんやろ。
子供より、大人が理解する事の方が先やと思うけど…
大人はｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝ伝説を読んで、その背景を理解するべきやな。
ということで…
「子供が何故ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝが好きなのか？」
答えを知ってる人がいたら、是非教えて下さい。
たいてい、「可愛い」とかなんやろうけど…
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