乗客33人添乗員1人は無傷で、意識を失った運転手も意識を取り戻すって、何とも奇跡的なニュースやけど、乗客は生きた心地せんかったやろな。
こういう時に慌てず騒がず冷静に行動できる人間でありたいもんです。
「高丸山トンネル」内でバス運転手が泡吹く 乗客が語る部始終
三重県紀北町の紀勢道のトンネルで15日午前に起きたバス事故。運転手が口から泡を吹いて意識を失い、蛇行運転を始めたが、乗客らがハンドルを握ってバスを止め、間一髪で惨事を免れた。乗客らが朝日新聞の取材に応じ、一部始終を語った。観光バスは愛知県豊橋市を出発し、乗客約30人を乗せて和歌山県方面に向かって南下していた。乗客によると、運転手は途中でトイレ休憩を取り、事故直前まで運転にも特に変わった様子はなかったという。
しかし、紀勢道海山インターチェンジを過ぎた後の片側1車線のトンネルで、車が左に寄って何かに当たる音がした。乗客で前から4列目にいた秦政昭さん(68)は「最初はパンクかと思った」と言う。
■現場は片側一車線、対面通行
紀勢道は片側一車線の対面通行部分が多い。バスはその直後反対車線にはみ出して、右側の壁にぶつかり、反動で左側の走行車線に戻った。秦さんと前の席にいた畑中国守さん(76)が慌てて運転席に向かうと、運転手は口から泡を吹いて、硬直していた。
2人は協力しながら、運転手の体を動かしてアクセルから足を離し、ハンドルを切るなど、数回蛇行して対向車をかわしながら、最後はわざと左側の壁に、バスをぶつけて止めた。異変に気づいてから止まるまでは2~3分程度だった。運転手が救急搬送された後、消防隊員がバスを運転して、尾鷲市街地まで誘導したという。
秦さんは「止めなければ仕方が無いと思い、必死になった」、畑中さんは「心臓がバクバクだった。乗客にけががなくてよかった」と話した。
現場は紀北町の紀勢自動車道「高丸山トンネル」内
現場は
この画像から
三重県紀北町の紀勢自動車道「高丸山トンネル」内と。
それにしても、よう止めたな。
秦政昭さん(68)と畑中国守さん(76)が協力してバスを止める
「もう1人の乗客がハンドルを握って、私が止めようとして、サイドブレーキを引こうと思ったけど、どこにあるかすぐに分らなくて、とにかく触るところを触って、そのうち減速して止まった」
秦政昭さん(68)と畑中国守さん(76)が協力して止めたって事やけど、ブレーキでは止められず壁にぶつけて止めたってのが凄いな。
こういう時、ぶつけた方が良いと思っても、中々ぶつけられんもんなぁ。
運行会社の「ラビット急行」は…
運行会社のラビット急行によると「運転手に持病はなく健康チェックも問題なし
「運転手に持病はなく、前日は休暇を取り、15日朝の健康チェックでも問題はなかった」
ってな事を言うとるけど、何もなく突然意識を失うなんて事はないからねぇ。
過剰勤務とか何かしら原因があるんちゃう?
最近は路線バスといい高速バスといい、バスの運転手が気を失って大事故を起こすのが増えてるし。
何にしても…
この時にも書いたけど、バスの事故が増えてるんで、国交省は何かしら対策をして欲しいもんですな。
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